3-22 ページ47
しかし、隠れた理由は、すぐに明らかとなった。
タクトくんが見つめていた方から･･･
ツバメ「すっごーい」
春菜さんが現れたのだ。
春菜さんは、大きな門に感動しながら、私たちの存在には気づくことなく門に近寄っていく。
そこでタクトくんは物陰に隠れるのをやめ、出て行った。
私もついて行く。
タクト「な〜に、お前も俺の追っかけだったの?」
ツバメ「いやっちっ違います!!私はただ部費の使い方をチェックしてて･･･バスケ部の活動や･･･ってAさん?!」
「あ･･･どうも(笑)」
でも、なんで春菜さんはここに来たんだろう?
その時、門が開いた。
中からとても高級そうな白い車が出てきた。
車はすぐ止まり、窓が空いた。
どうやら乗っていたのは、タクトくんのお父さんみたいだ。
タクト父「友達か?」
タクト「いや、」
タクトくんは、申し訳なさそうに私を見た。
タクト父「今から学習塾だろ車に乗ってけ。君たちも駅まで送ろう」
ツバメ「えっ･･･」
「すいません･･･ありがとうございます」
車の中ではとても重苦しい空気が流れていた。
春菜さんはキョロキョロと落ち着かないみたいだ。
タクトくんのお父さんはタクトくんの鞄から見えていたバッシュを見た後に、口を開いた。
タクト父「お前、まだバスケなんかやってんのか?」
私はこの時、“なんか”というワードに違和感をおぼえた。
タクト「遊びだよ、遊び」
タクト父「なら、いい」
その会話はとても事務的で、あっさりとしていた。
そして、タクトくんがとても辛そうに見えた。
タクト父「将来、仕事にできる才能もないのに、本気でスポーツをやるなんて時間の浪費だ」
なんでこんなこと言うんだろう･･･
私はとても悲しくなった。
目的地に着くと、タクトくんはすぐに車を降りた。
それに続いて、春菜さんが降り、私も降りる。
「送ってくださりありがとうございました」
タクト父「見苦しいものを見せてしまってすまなかったね。君はとても育ちの良さそうなお嬢さんだね」
「いえ、本当にありがとうございました」
私はお礼を済ませて、タクトくんを探していると･･･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 240人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちごくりーむ(プロフ) - 更新したはず出来てなくて、移行しましたがまだ２で更新します！！ (2015年6月24日 9時) (
レス) id: bf2e06f7ef (このIDを非表示/違反報告)
いちごくりーむ(プロフ) - 移行しました！！ (2015年6月20日 23時) (レス) id: 2a820b5d04 (このIDを非表示/違反報告)
いちごくりーむ(プロフ) - ぷにぷに 裙 .。さん» 訂正しました。すべて直ってると思います！本当にありがとでしたっ！ (2015年5月10日 20時) (レス) id: 2a820b5d04 (このIDを非表示/違反報告)
いちごくりーむ(プロフ) - ぷにぷに 裙 .。さん» うわっ本当ですね(´･ω･｀)指摘してくれて、ありがとです！！助かりました！ (2015年5月10日 20時) (レス) id: 2a820b5d04 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにぷに 裙 .。(プロフ) - あのっ、名前を設定しても（名字）さん 、となるんです … ！この小説、ほんまに好きなんで直してくれたら嬉しいです、！ (2015年5月10日 20時) (レス) id: 20747f6d21 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いちごくりーむ | 作成日時：2015年4月26日 15時
