0-10 夏樹side ページ12
今日は、授業を受ける気分ではなかった。
そんな俺の表情を悟ったのか、そうではないのかは知らないが、タクトが屋上に行こうと言い出した。
屋上に行く行動には意味がない。
だが、俺たちはやることがない時はいつも、学校を歩いて特サをいじったり、食いたくもないステーキ食ったり、格差や地位をあいつらに自覚させている。
俺は毎日そんなくだらない事しかしていない。
タクトの提案に波留が言い返そうとしたが、屋上に行かずにする事がなかったのか、言葉にするのをやめたようだ。
そして、俺らは4人で屋上に向かった。
屋上に着いたら、タクトが騒ぎ出した。
タクトは異様なテンションでその目線は、屋上の奥の方を向いていた。
そこには･･･
タクト「やっぱ、ほら!!Aちゃんだって!!」
Aの方に歩き出し、おそらく絡みに行こうとしているタクトの腕を陸が掴み阻止する。
タクトも波留も陸がなぜ阻止したのか理解してないみたいだった。
波留「おい、陸どうしたんだよ!!」
なにも話さず様子を見ていた俺と陸に、波留が痺れを切らして荒々しく問う。
陸「様子見て分からない?」
波留「様子って･･･それがなんなんだよ!!」
余程妨害されて苛立ったのか、波留が陸に当たる。
「落ち着け、波留」
波留「あぁ、でもなんで陸が特サの肩持ってんだよ･･･」
タクト「確かに･･･陸何考えてるか、わかんねーけど。特サの肩持つの初めてだよな･･･」
陸「ちょっと失礼だね。タクト」
波留「で?結局何なんだよ」
「あいつ泣いてる」
波留「はぁ?それだけかよ(呆」
陸「なんで泣いてるかって考えないの？波留」
タクト「それって俺たちが原因なんじゃないの？」
波留「っは。なるほど」
陸「波留は気づいたみたいだね(笑)タクトのために説明するけど、俺らは･･･いや、女子たちは今仲良しごっこやってる。だから、今泣く必要なんてないんだ。それなのに泣いてるってことは、その他の問題って可能性もあるけど、こっちの魂胆がバレてるとしたら?」
タクト「なるほど･･･」
波留「でも、そんなのバレてても続行したらいいじゃん?」
「完璧じゃなくなる、そんなの詰まらない」
陸「それに、主導権Aに握られてるみたいで嫌でしょ?(笑)」
波留「確かに、気づいてたら想像の範疇だもんな･･･」
タクト「なんで泣いてるんだろう･･･?」
そう言って、タクトが目線をAに戻して、俺たちもつられる様に同じ方向を見た。
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いちごくりーむ(プロフ) - アミーゴさん» ありがとぉ！嬉しい！！ (2015年4月27日 0時) (
レス) id: 2a820b5d04 (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ(プロフ) - 続編も読みます♪どんな形であれ、読みます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))笑 (2015年4月27日 0時) (レス) id: bf0677ba69 (このIDを非表示/違反報告)
いちごくりーむ(プロフ) - 明花さん» りょーかいです。では、2話からは続編として、更新します！ (2015年4月26日 11時) (レス) id: 2a820b5d04 (このIDを非表示/違反報告)
明花 - いいんじゃね (2015年4月26日 11時) (レス) id: 6b882e7c14 (このIDを非表示/違反報告)
いちごくりーむ(プロフ) - いきなりですが、1話が終わったので移行しようかどうしようか迷っています。結構な話数に達しているのですが、どうしたら読者側もいいですかね？ (2015年4月25日 22時) (レス) id: 2a820b5d04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごくりーむ | 作成日時：2015年3月13日 21時
