やればできる ページ6
「おはよ…」
ｽﾋｮｸ「は…？」
ﾃｽ「おはよーございます…」
ｷﾞｮﾝﾋﾟｮ「バカ…」
「先輩に向かってバカと言ったな！」
ギョンピョに殴りかかる。
「相変わらず下手くそだな…それアクションって言えるの？
もう少し…なんかない？足…短足だから？」
ｷﾞｮﾝﾋﾟｮ「ヌナ…失礼じゃないですか？」
「でしょ？
あんたらがぬるま湯につかってるってジェヒョクオッパから聞いたから鍛えに来たの。私…誰よりも時代劇のアクションに自信あるから。」
そう言って私は準備体操をする。
ｽﾋｮｸ「A先輩って…今ドラマじゃなかった？」
ﾃｽ「また鉄人…？」
ｷﾞｮﾝﾋﾟｮ「最近おかしいと思ってたんだよ…前ほど練習室に姿見せに来なくなったし…男にでも…」
「ギョンピョ…死にたい？」
ｷﾞｮﾝﾋﾟｮ「え…？」
「嘘…若手いじりがいあるわ。
今日やめておく…」
そう言って帰ろうとするとスヒョクが…
ｽﾋｮｸ「A先輩…まさか掃除…」
「したよ？
だって…鏡汚いんだもん。女優であれ、俳優であれ鏡はきれいにしておかないと出世しないんだから。」
そう言ってピースサインを作る…元の自分に戻れた。ミヌに振り回されてバカみたい…そう思うと笑える。
だけどなぜか心は満たされることもなく、荒廃した虚しい気持ちになる。なんか…落ち着かない…
だけど先ほどまでいた練習室の中で
ｷﾞｮﾝﾋﾟｮ「なんか…変じゃなかった？」
ﾃｽ「言われてみれば…」
ｽﾋｮｸ「死にに行く感じに見えた…」
ｷﾞｮﾝﾋﾟｮ「勝手に殺すなって…いくらヌナが怖いからって…」
ｽﾋｮｸ「だったら…何で笑いながら泣いてた？
メンタルが壊れてるようにしか見えないけど…」
ﾃｽ「ナコが口ずさむ歌うたってたし…」
ｷﾞｮﾝﾋﾟｮ「本当に…ぎゃー！」
そんな風に話されていたことも知らない…そして私は心配してる3人の言葉がミニョクオッパに入ってることも知らなかった…。
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作者名：いっちー | 作成日時：2014年1月3日 12時
