考える*MInWoo* ページ5
僕っていつからバカになったんだろう?一人で屋上に来て星を見上げる…
別に僕はカン・Aのせいで浮いたり、ときめいたりしていない。なのに今日もなぜかメルヘンウンソルヌナと話してるときにカン・Aの顔が出てきた。
気が付けばいつもカン・Aが僕の心の中にいる。心の中から出て行かずに、僕を正してくれる鬱陶しい人。
なぜかカン・Aに出会ってから退屈な毎日が笑えて来た。すごくめんどくさい大人で子どもかって思うこともオンマかって思うこともあるのにテレビをつけてドラマを見ればきれいな女優さんになる。
そのくせ…過去の恋愛だって引きずるし、恋しちゃいけないとか決めるし…なのに、真っ直ぐで一番正しい人間で、僕の人生で一番大きな影響を与えたんじゃないかって思えてきた。
なのに…平気な顔で嘘をつくし、平気で僕を泊めてくれるし…豪快だし…訳わかんない。
絶対君じゃなくちゃだめってわけでもないのに…どんなに悲惨な攻撃したっていつでも
「また来たの?」
とか言っちゃうし…ミノ先輩としてるところも見たけどさ…まだお子様だからわからないウ分のほうが多いんだって思った。
平気で次の日も入れ浸りだし…メルヘンウンソルヌナのように一番大切な人に出会ってから退屈だった毎日に光が差し込んだわけでもなく…
すべてが変わっていったわけでもない。
童話のような恋をしたから他の男に触れられただけでも汚いって思う純粋な心ができて、悪いことをして、壮絶な過去の持ち主と運悪く出会って、狭い世界で動いてる愛憎劇なドラマの主人公になった僕は…全く違う。
なのに最近不安なんだ。カン・Aが離れていくようで…なぜか落ち着こうとしても落ち着かない。
どんなにきれいな人を見てもかわいい人を見ても…カン・Aほど面白い人はいない。そう思えてくる。
気が付けば…カン・Aが僕の中心に来てた…。ぐじゃぐじゃな気持ちが僕を傷つけ苦しめた…。
だけど僕はまだ気づかない…カン・Aがいなくなったら生きていけないってことを…
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作者名:いっちー | 作成日時:2014年1月3日 12時