高熱の理由*ミンソク* ページ23
「私ね…1年前くらいに…ミヌがiyahでカムバしてる頃に道で拾ったの…」
衝撃の告白だった…iyahはナコがずっと歌ってた曲。boyfriendを道で拾ったと聞いたときから驚いた。
「気が付けばミヌを拒めなかったの。
私の空白の半年間を見てるようで…その前の地獄の半年間を見ているようで…
今この子を無視したらきっとこの子はこの世界でいられなくなる…下手したら人間じゃいなくなるそんな気がしたの。」
何も言わずに黙って話を聞いた。
「ドラマの撮影でミノに出会って、カップルメイキングでも二人に出会って…でも…
私はミヌとは体の関係には及ばずにただお互いを一緒にいる時間で慰めた…でも…ミノとは体の関係を持った…
知り合いに電話しようとしたのに…酔ったふりしてからだの関係を持った…ミノが悪いわけじゃない…
私が悪いの。
私がしっかりしていれば…ミノも…手を出さなかった。だから今のマンションに越してきたの。」
悲しい現実…でも…
「私がミヌを拒めない理由はね…最初から同じ目をしてただけじゃない。すべてを見透かされてるようで怖かった…
その結果…ジョンスからの手紙とか…胎児写真とか、母子手帳も見られたの。」
泣きながら…はっきりとした口調で言っていた。俺は…何も知らなかった。俺だけじゃない…社長も、俺と変わったマネージャーのカイも誰も知らない事実。
それを…
「18歳の高校3年生が見たの…でもミヌは何も言わずに私の隣から離れなかった…。
ヒニムにも言えない…誰にも言えない秘密…重たくてスキャンダルが起きそうな秘密をミヌは誰にも言わない…きっとこの先も言わないそんな気がするんだ…」
こいつは…ミヌと恋に落ちた？そう思ったけど…
「私…ミヌといて気づいた…今でもジョンスが好きだって…」
泣き崩れた。俺はAの言葉を正直に思い出してミヌに言った。ミヌは顔色を一つも変えなかった…でも…
ﾐﾝｿｸ「あいつは…Aは…俺が惚れこんだ女だ。
Aの泣く姿は見たくない…あいつの幸せになる姿を見たい。でも…お前じゃ無理だ。」
MW「どうして？」
今まで反抗することなく聞いてたのに初めて反抗をする。
ﾐﾝｿｸ「Aをお前にとられるくらいなら俺が幸せにする。でもな…あいつの幸せは…ジョンスとよりを戻すことなんだ。」
そう言った瞬間ミヌの顔が引きつった…そして…俺の目をまっすぐに見て
MW「手放せないんだ…子どもだから。」
そう言った。
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作者名：いっちー | 作成日時：2014年1月3日 12時
