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女優であること ページ20

ミンソク「お前…その体で仕事は平気なの?」

ミンソクオッパは心配する。泣き腫らした目はメイクでごまかしたけど、朝からの体温を心配してくれてる。

「うん…点滴打ってもらったし、インフルエンザじゃないんでしょ?仕事に行かなきゃ…穴をあけるわけにいかないでしょ?」

キスシーンもない…今回のドラマではヨンミナとヨンウン、スホの間で揺れ動く。ギョンウンオッパとの駆け引きだって…大丈夫。そんな気がする。

ハナ「オンニ…大丈夫ですか?」

「うん。全然元気…」

ミンソク「ハナ、NGはナシだ。」

ハナ「え…?」

ミンソク「Aね、解熱剤と点滴で熱を抑えてる。38度5分もあるから休めって言ったら…

インフルエンザなんかじゃないんだからやれる!そう言ったの…このくそ頑固者が…」

頑固者って失礼な…。

YM「俺もNG出さないように努力しますね。」

ヨンミナ…

YM「Aヌナにいつもお世話になってるから…今日、俺らのシーンでNG出さないよう頑張ります!」

ヨンミナだけが頑張るんじゃだめなの…その言葉がここから出そうになるのに…

ギョンウン「鉄の女もダメか…まぁー…撮影終わって倒れるなら覚悟はできてるよ。」

そう言って笑ってくれる…。でも…

いざ撮影が始まると私は女優になった。高熱だって関係ない…役になりきるのが私のお仕事。

女優カン・Aはどんな時でも仕事を最優先だ。

だから…全身全霊をかけて私は役者になる。そしてすべての撮影が終わった瞬間、私は偉業を成し遂げたかのようにガッツポーズをする。

YM「Aヌナ…?」

次の瞬間…座り込んでしまう。

YM「Aヌナ…やっぱり体調が…」

ヨンミナに触られる前に私は触るなと合図をする。ヨンミナの顔は青ざめてる…そんなにも怖い?でも…

「女優の意地。」

そう言ってピースサインをすると私は立ちあがって

「お疲れ様!

お先に失礼します。」

そう言って、私は車の中でダウンした。

マネージャーであるために*ミンソク*→←受け入れられない現実*ハナ*



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作者名:いっちー | 作成日時:2014年1月3日 12時

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