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信頼関係 ページ2

ミンソク「カイだってAを信じてる。だからお前を俺に託したんだ。」

ミンソクのジジイ…いやミンソクオッパはまだ私を信じてくれる。女優の花盛りは20代だって言うけどそれでも私にチャンスがあると言ってくれる。

それに…

「なんで人間らしくなったって思うの?」

ストレートに聞く。

ミンソク「5年間…笑ってなかったよ。」

「え…?」

ミンソク「ジョンスを失ってから笑わなくなった。」

「何で…?」

ミンソク「俺がマネージャーやってる間、お前は…一度でも心の底から感情を表に出したか?

気が付いたときには…感情を表に出して笑ってた。泣いてた…心の中が読めた。

一体誰がAの鉄仮面を破ったのか…それが不思議でたまらないんだ。」

鉄仮面…?

「私…そんなに鉄仮面だった?」

ミンソク「うん…笑ってても作った笑い方で、誰に対しても目だけは死んでた。」

そう言われたら…そうなんだって思う。

ミンソク「人間として生きる時間が戻ってきた…そう思った。ロボットとして生きなくて済む…こいつの心を解放したのは一体誰なんだって思ったよ。」

「ロボットって…何?

私…」

ミンソク「昨日…初めて痛みを感じた。」

「え?」

ミンソク「ジョンスにフラれてから痛みを感じたくなった。

どんな言葉も平気で、涙を流したのは唯一…ジェイクの死んだ日…葬儀だけだった。

でも…心を解放したのが相手がキム・ヒチョル、パク・ジョンス、カンインなら別だ。」

「何で…」

ミンソク「女盛りの一番いい時をあいつらに奪われたんだ…。

ついたぞ?

降りろ。」

「ありがとう…

部屋まで送らないの?」

ミンソク「俺がAの人間らしくなったところを奪えると思うか?

それに…何があっても俺だけはお前の味方になるよ。」

あの時と同じ言葉…あの時はどうせミンソクの野郎も周りの人間と同じだって思ってたけど…今ならすんなり受け入れることができる。

だから…

「いつから人間らしくなったって?」

ミンソク「2月…や、3月くらいから?」

そう言われた…でもわかんない。

「ありがとう。

私も少しはあんたのこと信じる。」

そう言って部屋に戻って行った。

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作者名:いっちー | 作成日時:2014年1月3日 12時

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