自業自得 ページ1
撮影に向かう途中はミンソクオッパの運転だった。
撮影現場に入ればいやでもヨンウンと目を合わせなければならない。
ミンソク「カンインさん、お久しぶりです。」
ミンソクオッパは平気で話す。でも…撮影は順調に進まない。カンインとスホのシーンを一緒に撮るギョンウンオッパはくたばりを見せる。
途中から合流したヨンミナとハナ…この二人は息が合うけど、ギョンウンオッパのさっきまでの撮影で崩壊に近い…だったら1発で終わらせる。その意気込みに自然とヨンミナにも伝わる…
だから…
監督「はい!OK!
ヨンミナ…ハナだけじゃなくAとも相性ばっちりじゃないか?」
ヨンミナは嬉しそう…3時間も押した撮影が嘘みたいに15分で終わった。いつもならここで自由に解散できるのに…
ミンソク「ダメ。」
鬼がいる。
「ハナだけずるい…」
ミンソク「ヨンミナと一緒に帰らせるのだってマネージャーが託したからだ。」
そんな…私は飽き飽きとしてミンソクのジジイが運転する車に乗る。
ミンソク「不機嫌だな…」
「不機嫌になる。」
ミンソク「不機嫌になるような行動をとらなきゃよかったんだ。」
「え…?
カイにヒチョルと会ってたことは申し訳ないって思うけど…」
ミンソク「秘密ばっかりつくったお前が悪い。
それと…鍵。勝手に変えたから。」
「え…?」
ミンソク「今までの指紋認証のままで、指紋のほかに暗証番号も入れるタイプだ。
登録済みの指紋は今まで通り、Aと俺だけ。他に入ってた指紋2件に関しては…消去したから。」
「なんで勝手に…」
ミンソク「勝手にだ?
俺の知らない人間を勝手に部屋に上げてたのは誰だ?」
そう言われると…何も言い返せない。
ミンソク「秘密の詮索をしてほしいのか?」
「え…?」
ミンソク「俺は芸能人だってプライベートはあると思ってる。でもな…
やっと人間らしくなったお前を無駄に詮索も束縛もしたくない。」
そう言われた瞬間どうすればいいのかわからない…でも…
「まだ信じてくれるの…?」
ミンソク「カイだってAを信じてる。だからお前を俺に託したんだ。」
そう言われたとき…どうしていいかわからなくなった。
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作者名:いっちー | 作成日時:2014年1月3日 12時