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『……あの、私まだ全然理解できてないんですけど、』
「……なに、」
今度は口を尖らせた彼が、サッと髪をかき上げる。
その仕草に見惚れてしまうけど、今はそんな目を奪われている場合じゃ無いと、自分に言い聞かせて口を開いた。
『………岩橋さん…？は、……何者ですか…？』
彼とは、まったく面識が無かった。
なのに、急に現われたかと思えば好きだと言われ、彼に手を伸ばしてしまった私。
途端に我に返って、思わず突き飛ばしたらこの状況。
まずは、彼の素性を確かめないと。
「岩橋玄樹。３年4組だけど。」
簡潔に述べられた言葉から、彼が先輩であるということを知る。
『えと、……どうして私のこと、知ってるんですか…？』
「………たまに、………保健室来るの見てたから」
なぜか少し照れている彼は、続けて、俺も保健室よく来るから、と呟いた。
『……それだけで…、わたしのこと、…す…好きって…』
話した事もない、ただ保健室に来る私を見かけて、好きになったという岩橋さんの言葉がなんだか腑に落ちなくて、疑問を投げかけてみれば、彼は面倒くさそうに溜息をついた。
あ、少し嫌がられたかな…。眉間に皺を寄せてグッと何かを考え込む彼を見ていたら、モヤモヤと胸がざわついた。
「たしかに話したことはなかったし、Aちゃんの性格も全部知ってるわけじゃない。でもさ、そうやって知りたいって思うことはもう恋でしょ」
彼のまっすぐな目は、わたしの心を読まれているようで
わたしにもわからない感情が、彼によって読み解かれる気がした。
ストレートな言葉に、やっぱり鼓動は早くなって、きっと慣れない状況に緊張しているだけだ、と自分を言い聞かせる。
「ほんと、可愛いね」
『からかわないで、ください』
「なんでからかってるって思うの？」
『だって、岩橋さん、みたいな人がわたしなんか……』
「じゃあさ、」
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hinata(プロフ) - ゆかさん» いつも読んでいただきありがとうございます！！ずっと見てくださってるなんて…ほんと嬉しすぎます！(；；)そう言っていただけるならいくらでも書きますので！これからもぜひよろしくお願いしますm(_ _)m (2021年2月16日 23時) (
レス) id: ef05115d0f (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - 月さん» はじめまして！！読んでいただきありがとうございます(；；)リピ読み…！めちゃめちゃ嬉しいです！！！また気が向いたときにお読みいただければ幸いです…！コメントもありがとうございました！！ (2021年2月16日 23時) (レス) id: ef05115d0f (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 更新嬉しいです！ずっとお気に入り作者登録しております。また新作書いてください！飛んできますので！笑 (2021年2月15日 0時) (レス) id: 3890b64e54 (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - hinataさんはじめまして。完結おめでとうございます！保健室とベッド好きすぎてリピ読みさせてもらってます！ (2021年2月14日 23時) (レス) id: 11039f4f3f (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - AAAさん» わああとっても嬉しいです(；；) ドキドキしながら投稿したのでそんなこと言っていただけるなんて、、 わたしも頭の中で続編考えてしまいました笑 これからもよろしくお願いします！m(_ _)m (2020年4月14日 19時) (レス) id: ef05115d0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hinata
| 作成日時：2019年8月18日 5時
