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保健室とベッド-Sho.H- 1 ページ1

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「ごめんね〜、運んでもらっちゃって。そこ、置いといて」



『いえいえ、お安いご用です!』



「あら頼もしいわ〜」







積み上がったノートやらプリントを持つ先生を廊下で見かけて、行き先の保健室まで運ぶのを手伝って来れば、いつものように一番奥のカーテンから少し覗く明るめのサラサラ髪が見えた。








『先生も女の子なんだから、こんな重いもの誰かに頼らないと!』



「その言葉、そこの寝ぼすけヤロウにも聞かせてやりたいわ」









先生が少し大きな声で言うと、シャッと勢いよく開いたカーテンから顔を出した彼が、機嫌悪そうな目つきで私たちを一瞥した。









「ぺちゃくちゃうるさいんだけど」



「そんなこと言ってたら保健室出入禁止にするわよ?Aちゃんのこと、少しは見習ったらどうかしら」









先生を睨んでいた目は私に向き、じっと見つめられる。

その気まずさに耐えきれなくなって口を開いた。









『ひ、平野くん…おはよう』








おはようって…
もう放課後ですけど!

あまりの恐怖に声もひっくり返るし、朝の挨拶だし。




そして、この沈黙。


おはようってなんだよ、とか言ってくれ
なんて心の中で叫ぶけど、そんなこと平野くんが言うはずもなく
さらに気まずさは募るだけだ。









「………誰、お前」








やっと口を開いたかと思えば、

驚きで声も出せない。




私ってそんな影薄かったっけ……









「何言ってんの、平野くん。同じクラスでしょうが。

じゃあAちゃん。先生、もう一往復してくるから。ありがとうね」




『あ、いえっ、とんでもございませんっです!』









先生がヒラヒラと手を振りながら、保健室を去って行くのを見守っていた。



いや、見守っている場合じゃなかった。

平野くんと二人きりになってしまった。




すぐにここから出よう、と平野くんに一応会釈をして出ようとすると、待て、という一言がはっきりと聞こえた。

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hinata(プロフ) - みきさん» そんなこと言っていただけるなんて(;;)たしかに私も、岸くんを先生にして書くの好きだなって思いました笑 考えてみたいと思います!ありがとうございます(^O^) (9月15日 19時) (レス) id: 34ee1548d7 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - ぺんちゃんさん» ありがとうございます!先生との恋愛なのにスムーズすぎたかなって思ってたので嬉しいです(;;)これからも読んでいただけると幸いです(>_<) (9月15日 19時) (レス) id: 34ee1548d7 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - あこちゃん。さん» うわぁ嬉しい(;;)ありがとうございます!!今後の他メンバーの話もキュンキュンさせられるように頑張ります!! (9月15日 19時) (レス) id: 34ee1548d7 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 岸先生の、「俺の彼女になってみない?」って、好きですね。もちろん、どのストーリーもですが、このストーリーの続編とか読んでみたいです。短編にされるのが、もったいないです。 (9月8日 8時) (レス) id: 5ca5d758c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぺんちゃん - 保健室と恋愛事情、いい感じに背徳感あって凄くキュンキュンしました(変態)これからも応援してます^^ (9月8日 4時) (レス) id: 6effff369f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:hinata | 作成日時:2019年8月18日 5時

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