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「あ、先生職員室に行かなきゃ」
カツカツとヒールの音が近づいて、控えめにカーテンが開けられる。
ひょっこり顔を出した可愛らしい先生は、私の肩をトントンと優しく叩いた。
「Aちゃん、先生もう行かなきゃいけないから、あとはひとりで大丈夫？親御さん来るまではゆっくりしてってね」
『はい、全然大丈夫です。ありがとうございます』
ニコッと笑った先生は小さく手を振って、またカーテンを閉めた。
わかる。�盒兇�んが好きになるわけだよ。
そんな素敵な笑顔されたら、誰だって恋に落ちるよ。
「先生、職員室行くの？戻ってくる？」
「えぇ。打ち合わせだから、少し時間かかるわ。�盒兇�んももう帰りなさい？」
「そっかそっか。わかった！もう一回熱計ったら帰るよ！」
「だから、何度計ってもあなたは元気なのよ(笑)。まぁいいわ、じゃあね」
「は〜い、先生さようなら〜」
ガラガラとドアの閉じる音が聞こえた。
あれ、もしかして今�盒兇�んと二人きりだ。
なんて思ったら、急にドキドキしてきて、意味もなく髪を整える。
話しかける勇気なんて、これっぽっちもないくせに。
ピピピ、と体温計の音が小さく聞こえて、きっと�盒兇�んが計っていたのだろうと頬が緩んだ。
「おわっ、5分も上がってる。まじか…」
さっきより明らかににテンションの低い�盒兇�んの声が耳に届いて、ギュッと胸が締め付けられた。
先生いなくなっちゃったから、きっとつまんないよね。
熱計ったら帰るって言ってたから、もう帰っちゃうだろうな。
勝手に�盒兇�んの気持ちを想像して、勝手に落ち込んで。
話しかけようともせず、行動に移すことができないこんな自分、嫌なのにな。
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「Aちゃん」
信じられないくらいに、胸が跳びはねた。
今の、�盒兇�ん？
私に話しかけた？
混乱したまま、訳も分からず
だけど、ゆっくりと起き上がってそっとカーテンを開けると、椅子に腰掛けた�盒兇�んと目が合った。
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hinata(プロフ) - ゆかさん» いつも読んでいただきありがとうございます！！ずっと見てくださってるなんて…ほんと嬉しすぎます！(；；)そう言っていただけるならいくらでも書きますので！これからもぜひよろしくお願いしますm(_ _)m (2021年2月16日 23時) (
レス) id: ef05115d0f (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - 月さん» はじめまして！！読んでいただきありがとうございます(；；)リピ読み…！めちゃめちゃ嬉しいです！！！また気が向いたときにお読みいただければ幸いです…！コメントもありがとうございました！！ (2021年2月16日 23時) (レス) id: ef05115d0f (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 更新嬉しいです！ずっとお気に入り作者登録しております。また新作書いてください！飛んできますので！笑 (2021年2月15日 0時) (レス) id: 3890b64e54 (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - hinataさんはじめまして。完結おめでとうございます！保健室とベッド好きすぎてリピ読みさせてもらってます！ (2021年2月14日 23時) (レス) id: 11039f4f3f (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - AAAさん» わああとっても嬉しいです(；；) ドキドキしながら投稿したのでそんなこと言っていただけるなんて、、 わたしも頭の中で続編考えてしまいました笑 これからもよろしくお願いします！m(_ _)m (2020年4月14日 19時) (レス) id: ef05115d0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hinata
| 作成日時：2019年8月18日 5時
