看病にはご注意を〜亜○〜 ページ22
「だって…怖かった…。」
「…ほんとごめん。…」
「…なんで?…なんで、こんなことしたの?」
しゃくりあげるAの言葉を一つ一つ丁寧に拾い上げるが最後の言葉は亜○は答えたくないものだった。
でも、あの酷く怯えた眼差しを思い出すと答えなければならないと覚悟した。
そうすることが彼女への誠意だと思ったから。
亜○は重い口をゆっくりと開いた。
「嫌だったんだよ…Aが、涼太の側にいるってことが。」
「……………え?」
十分に○った瞳をAは亜○の方へ向けた。
彼は情けないほどに顔を赤く染め上げていて。
口にしたことは事実なんだと理解したと同時に、胸が締め上げられるように苦しくなった。
「だからっ……!だから嫌だったんだよ!」
そして顔を背ける。
でも耳を赤くしていた亜○を見てAは思わず口元を緩ませてしまった。
「…ただのヤキモチでこんなことしたの?」
「だーかーらー、悪かったって!!」
勢いよく振り返ろうとした亜○の背中から、ふわりと優しい香りがした。
背中に感じる温もりに気づくと亜○はさらに頬を紅潮させる。
「………A?」
「バカ」
「は?」
亜○が聞き返すと、腰に回された腕が強さを増した。
「バーカ」
視線を下ろすと同じように耳まで真っ赤にさせているAがいて。
胸にじんわりと温かさが広がった。
「亜○のばか。」
「はい、そーです。」
「もうあんなことしないでね?」
「Aこそもう涼太に優しくしたらダメ!」
「もー!子供じゃないんだから(笑)」
眉間にしわを寄せるAの額にすかさずキスをする。
「あっ……………////」
「お前は俺の女なんだから。」
そして名前は再び顔を桃色に染めて、、
「………………バカ」
そう呟いた。
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看病にはご注意を
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ミネラル(プロフ) - あっちゃんさん» ありがとうございます!更新遅いですがこれからもよろしくお願いします(`・∀・´) (2017年4月12日 20時) (レス) id: 077562f7ce (このIDを非表示/違反報告)
ミネラル(プロフ) - ゆうあさん» ありがとうございます!嬉しいです(((o(*゚▽゚*)o)))更新頑張ります! (2017年4月12日 20時) (レス) id: 077562f7ce (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん - めちゃめちゃ面白かったです。きゆんきゆんしぱなっしです。続き読みたいです。 (2017年4月10日 11時) (レス) id: 65b93a23fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆうあ(プロフ) - めっちゃ面白かったです!すごくきゅんゅんしました!更新楽しみにしてます、頑張ってください! (2017年4月6日 1時) (レス) id: fe548b678e (このIDを非表示/違反報告)
ミネラル(プロフ) - けしごむさん» ありがとうございます!嬉しいです(((o(*゚▽゚*)o)))更新頑張ります! (2017年4月4日 22時) (レス) id: 077562f7ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミネラル | 作成日時:2017年3月24日 23時