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寂しがり屋に構いたい〈れんかい〉ページ32

たべっこ様リクエストリアル設定

永瀬

「廉はさ、俺と同室になるの
嫌だったりする？」

「は、？」

とあるライブ終わり
いつものように同室の海人と
お酒を飲みながら話していた時。

お互い会話が途切れ、
少しの静寂の後海人が急に口にした言葉。

急になんやねん、同室が嫌って…

「そりゃあ一人部屋の方が楽やけど」

海人は一人部屋苦手やし、
無理にでも誰かと同室になろうとする。

「そうじゃなくて！
俺と一緒が嫌だったりするのかなって」

「それはないよ、絶対。
・・・なんでそんなこと思ったん」

海人と一緒が嫌なんて
そんなこと絶対ありえへん。

そんな思いで彼を見つめる。

「いや、だって俺寂しがり屋じゃん。
夜電話とかかけちゃうし、
先に寝られると寂しいし・・・。
めんどくさいと思うんだよね」

「以外と自分のことわかってるんやな」

「もー。俺は真剣に話してるのに」

ちょっとムスッとした表情で
拗ねているのは丸わかり。

「俺やって、真剣に聞いてんで」