We are...４ (ページ12)

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告白された時から今まで
不安になる俺に
ずっとかけてくれてる言葉。

『廉じゃなきゃダメ』

俺のどこがいいのか自分ではよくわからん。
でも、そんな俺を紫耀は選んでくれた。

その事実は変わらない。

「俺も。紫耀じゃなきゃダメやで」

あの日出会えたことは偶然で
今こうして一緒に居られる事は奇跡のよう。

「知ってる。廉は俺のこと大好きだもんな」

「なに調子乗ってんねん」

綺麗な制服には不釣り合いなこの場所。
だけどここは、俺と紫耀にとって
一番大切なお気に入りの場所。

でも

「やっぱり似合わなすぎて笑ってまうわ。
紫耀、制服以外で来られんの？」

「仕方ないだろ、着替える時間があるなら
廉と早く会いたいし」

ほら、こうやってすぐに俺の心を掴んでくる。
ほんまずるいやつ。

「あっつ。なにこれココア、？」

照れ隠しに手に持っていたココアを
紫耀の顔面めがけて押し付けると

見事に右頬にヒットして、
急なココアの温かさに
こっちがびっくりするくらい飛び跳ねる。