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ぜろ ページ1
警察庁警備局警備企画課
"存在しない組織であれ"
と名付けられた"通称:ゼロ"に所属する男、降谷零
グレーのスーツを身にまとった彼は等間隔に設置されている非常灯の光に照らされながらしんと静まり返った本庁の廊下を歩く
午前3:30となれば誰かとすれ違うことはそうそうない
むしろ人がいる方が珍しい
長い廊下をしばらく歩き、ドアの前で足を止めた。ドアの上には『仮眠室』と書かれたプレートが貼ってある
音を立てないようにそっとドアノブを回し、ドアを開け中を確認する
仮眠室のベッドから微かに呼吸音が聞こえ、彼はベッドの横にあった椅子に座りスっと手を伸ばした先には1人の女が寝ている
そっと指先で彼女の頬に触れると、閉じられていた瞼が少し開いた
「今日も相変わらず可愛いな、で昨日が期限の資料はまとめたのか?」
『あ、悪夢だ…二度寝しよう』
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作成日時:2024年2月28日 19時