34話 ページ36
鉄筋コンクリートの壁が周囲に冷たい印象を与えた
「何か聞こえないか?」
ゼロのその一言で捜査官たちの動きが止まった
目を瞑って感覚を研ぎ澄ました
話し声…?会話?独り言?
分からなかった…けど、とにかく人の声なのは確かだった
この地下へ続く階段の先に、誰かがいるのだ
その時、目線の端で黒い影を捉えた
「誰か逃げたぞ!追え!!」
いつの間にか俺の横にいたゼロがいなくなっていた
そして逃げた人の先にゼロはいた
「全く…手間をかけさせるな」
ゼロはそう言ってお得意のボクシングの構えをする
みぞおちに見事なジャブが入った
「さすが……」
その男は捜査官に引き渡され、組織の残党の1人だと腹を割って話した
「残りは……下か」
機動隊が合図で突入、そして確保するという道筋だ
そこまで順調に行けばいいが……
「総員配置につけ」
この先に…いるのか
「突入__!!」
その合図と共に大っぴらに開け放った扉
その先には背の高い男と震える足で肩を上下に動かしながら呼吸をしている小柄な女性が銃を向け合っていた
____A
今まで見たことの無い凄まじい剣幕に言いかけた名前を飲み込んだ
220人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちのせ(プロフ) - 和美/美香さん» はい!恐らく20日は過ぎます。誰にするかめっちゃ迷ってますw (2019年12月13日 22時) (レス) id: 238460b4ff (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - いちのせさん» いえいえ!私も良かったです。そうなんですね、20日すぎくらいですかよ?楽しみにしてます。 (2019年12月12日 8時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
いちのせ(プロフ) - 和美/美香さん» ありがとうございます!無事に終わって良かったです…。また冬休みあたりに新しいの出したいと思います! (2019年12月10日 17時) (レス) id: 238460b4ff (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - いちのせさん» お久しぶりです。完結おめでとうございます。新しい作品待ってます (2019年12月10日 11時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - いちのせさん» そうですよね。分かります、ヒロくんは難しい。。 (2019年10月27日 16時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いちのせ | 作成日時:2019年10月14日 21時