とりあえず救済はしたけど自分が闇堕ちしそうな件について【呪術廻戦】

影が１３ ページ20

夏油side


「A、今回は取り込むから程々にしてくれ」

『何言うとん、俺ちゃんがそんな力加減も出来ない
様なガキンチョだとお思いで？』


いや出来ないだろ。覚えてるからね？この前の任務で
４級相手に特級並の力使って地面抉れてた事。

しかも帳を張ってなくて先生に怒られて
指導と言う名の拳骨受けた事知ってるからね？

なんだか将来、悟も同じ事をしそうで怖いな


『夏油、ほい』

「ありがとう、いつも助かるよ」


私はいつもAからお手製呪具を借りている

呪霊だけにやらせるわけには行かなくて
体術もある程度出来る様にしているが、まあ限界が
あるからね、それに彼女の呪具はオーダーメイド
だからなのか何故かは分からないが私に合っていて
それはそれはとてもとても使いやすい(？)

まあ、それくらいの調節できるから特級呪術師として
呪術師界隈に君臨出来ているのだろう

Aの負変術式。呪霊や呪術師から
“呪力のみ”を吸い取るとAから言われている。

だが、呪力だけなら何故あれ程の力があるのだろう
ここ最近、彼女は大して強力な呪霊の討伐に向かって
居ないはずだ。あまり呪力は出せない筈。
それなのに平然と出している。

何か、呪力以外のモノも吸収しているとでも
言うのか？
(Aちゃんは訳ありで呪力を吸い取れるとしか
言ってません。下の方に説明書いておきますby作者)

彼女にはまだ、隠れた能力があるのかもしれないな

その時、ふと思った

＿彼女も嫌な思いをしているのではないか＿

私と似たような呪術なのだから、不思議ではないな

もしかして、最近同じ任務がやたらと多いのは
それが理由だったりするのか？

…コレ以外考えるのはやめよう、変な仮説が
どんどん出てきてしまう。

それに丁度呪霊を取り込める頃だし


「後は私に任せてくれ」

『ん』


そうして呪霊を黒い球体に変えていく。
...またあの味がするんだな

そうして口に放り込もうとした時だった

＿消えた、呪霊が、黒い球体が


「は？」

『夏油〜』


そう呼ばれて声のする方を振り向いた

Aが持ってた


「な、何してるんだい！？」


そう聞くとAはシシシッと笑い＿


『キャッチボールしようぜ』


そう言って微笑んだ


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

Aちゃんの呪術は呪力だけではなく

負の感情なども取り込むことが出来ますが

そんな事を知られれば上層部に利用されかねない

と言う事で呪力だけと言っています

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