とりあえず救済はしたけど自分が闇堕ちしそうな件について【呪術廻戦】 (ページ15)

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影が１１ページ15

Aside

本命を倒した後、夏油を探していたら
...まあ彼、押されてるね

「ッ！...数が少し多いかな？」

ん？は？今、あの呪霊共夏油に攻撃当てた？
当てたというより掠ったの方が正しいけど

『ちょっっっっっっっと、推しが傷つけられるのは
許せないかなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ？？？！』←

あの呪霊は分裂系かー

強度より、数に全振りしてる感じか。
なら範囲攻撃で一気に叩いた方がいいかな

あのレベル...一級って言われたけど特級と
同じくらいの呪力量と戦術じゃん、
後でママンに言いつけよ←

うちら、名家らしいからね。ママンパパンに
言いつければ上層部、少し言う事聞くんよね

権力ってサイコー←

『広域呪法＿波葬(はそう)』
(※説明は一番下に書きます)

そして倒した呪霊からさっき波葬で消費してしまった
分の呪力を取り込む。

このサイクルって私にも環境(？)にも
優しいから結構いいんだよね、呪力を無駄に
取り込んだりしなくて済む。

そして、夏油と少しだけ会話をして
帰ろうとした時＿ふと気付いた

『血出てんじゃん』

夏油の頬から血が出ていた事に。

「ん？少し攻撃が掠ってね」

まじか、さっきの呪霊もう少し痛めつければ
よかったかも。てか、夏油も取り込むかも
しれないのに勝手に一人でやっちゃった＿＿

＿その時、思った。

夏油はもう既に、この時から最悪な呪霊の味を、
吐瀉物を処理した雑巾の味を
経験しているのだと。

実を言うと、私も取り込む系の術式の為
夏油の気持ちが痛いほど分かる様になった。

...食べるのとは少し違う方法だけど

私は呪霊を気体に変化させて鼻や口から吸う。
口で吸えば口内が痺れ、
鼻で吸えばツンとキツい臭いがする
夏油の様に例えるならば...

＿毒ガスと腐った生ゴミを混ぜた空気

だから、似たような辛さを知る者として、
気づいた時には夏油の傷口に触れて“負“を＿
辛い、苦しい感情を吸い取っていた

「！？指が汚れるだろう＿
...一体、何をしているんだい君は」

『んー？んー...』

あ、指に血がついてるー。

推しの血液...すごいレアじゃね？

「あ？！ちょ、それ私の血が！」

『ん？』

夏油が何故か焦りだした為、意識を戻したら＿

夏油の血を舐めてた

.

.

.

舐めてた？

『ん？あー、気づいたら舐めてた』

一応、冷静なフリしてるけど内心バクバクよ。

その後、夏油と話しながら帰ってる時も
血液の事で頭がいっぱいだった