影が10 ページ14
夏油side
Aと別れた数分後。
雑魚の呪霊と遭遇。
一つ言わせてくれ。
なんでAと一緒にいる時は全く
出なかったのに別れた瞬間、こんなに居るんだ
なんだ?特級だからか?特級呪術師だから
オーラ的なのが彼女の周りにはあるのか?
私には分からないな。
彼女からは威厳は感じられないから←
_それにしても
「ッ!...数が少し多いかな?」
さっきからずっと湧いている気がする、
恐らく分身系の術式だろう。
一つ一つが脆く簡単に祓えるが祓った瞬間
また出てくる。更に増えて。
恐らく、弱体化させる代わりに大量に
出せるようにしているのだろう。中々厄介だ。
一気に祓いたいがまとめて祓ってくれる系の呪霊は
今、持っているもの全て大型で
ここは狭い為出せない、それに出したとしても
この辺りは人が通るから被害が気になって
出す事ができない。だからチマチマ祓っている
だがいくら祓ってもキリがない。おかげで
攻撃が少し頬を掠って血が垂れてきた。
_少し危ない、そう思った時だった
ブッシャァ
『お待たせ、待った?』
デートの待ち合わせの彼氏の時のような台詞を
言いながらAが何処からともなく現れた。
不覚にも少しカッコいいと思ってしまった自分が
居る。情けないな同級生に助けられるなんて
「ああ、少し遅いかな」
『え、来ただけでもありがたいと思ってくんない?
本当はお前の事ほっからかして帰ろうと
思ってたんだからな』
「さっきの彼氏の様なキラキラが
一瞬にして消え去ったね」
前言撤回。
Aはカッコよくなかった。
『とりまかえ..あ?オメェ、血出てんじゃん』
「ん?少し攻撃が掠ってね」
Aの事だから煽ったり
馬鹿にしてくるんだろうな、と思った。
否、思っていた。
彼女は無言で近づいてきてジッと見つめたかと
思ったら、血を親指で拭った
「!? 指が汚れるだろう_
...一体、何をしているんだい君は」
『んー?んー...』
そして悩んだ素振りを見せたと思ったら_
ペロッ
親指を舐めた。
.
.
.
舐 め た ?
「あ?!ちょ、それ私の血が!」
『ん?あー、気づいたら舐めてた』
気づいたら血、舐めてるとかイカれてるな...。
『よし、帰ろ』
「...Aってすごいね」
『お?やっと敬う気になった?』
「別に敬おうとは思ってない」
車で言い争いながら帰って、悟達にドン引かれた
のは言うまでもないだろう
そして、何故か気が楽になった気がした。
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あまね(プロフ) - まちまさ (9月2日 21時) (レス) @page41 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ニコッ - 更新待ってます! (2022年11月25日 18時) (レス) id: 737905262a (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - また更新してほしいです、なめこ味噌さんのほうに余裕が出来たら更新してくれると嬉しいです! (2022年9月14日 17時) (レス) @page41 id: 461ad7fd23 (このIDを非表示/違反報告)
海峡(かいき)由樹(ゆき)、(偽名) - 更新待ってます (2022年7月27日 21時) (レス) @page41 id: 42c75897ce (このIDを非表示/違反報告)
Hazuki(プロフ) - 凄く面白いです!出来れば更新して欲しいです! (2022年4月19日 21時) (レス) id: f2ff79b9cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なめこ味噌 | 作成日時:2021年9月14日 8時