安定期 ver.Ａ（きょもほく） ページ22
「ねぇ北斗…『安定期』ってさー、妊婦さんに使う言葉じゃない？」
「んあ？…うん、そうだけどー」
ソファーでくつろいでる北斗が本を読みながら顔も上げずに相槌を打ってきた。
「俺たち…安定期？」
「まーね…安定期…」
「ねぇ、北斗が安定期入るようなことしたいなぁ」
実は…さっきからすっごくそういうことしたい気分なんだよね。
だって北斗が…可愛すぎるんだよ。
「へ？」
「北斗の中に赤ちゃんできたらいいよねー。愛の結晶？で、安定期ね」
「ばか…できるわけないじゃん！」
北斗が本を閉じた。
「分かってるって、だから…もしもだよ、こんなにいっぱい愛し合ってるんだからさー。北斗が女の子だったらとっくに赤ちゃん出来ちゃってるよねー、で、安定期に入ってくらいだよね」
「ば…か…何言ってるんだよ」
北斗…何想像してるの？笑
耳が真っ赤だよ。
「だってさ、俺の…いっぱい北斗に注いでるじゃん？だから北斗が女の子だったらあり得る話。
…ねーねー、今さ、北斗が安定期入るくらい愛したくなっちゃったよ…だめ？」
首を45度傾げて北斗を見つめる。
必殺、北斗落とし。
「だめ……じゃ、ない…」
「ふふふっ…北斗、顔真っ赤だよ？かーわいーねー」
「可愛いのは…京本の方だろ…？」
いつも北斗は可愛いのは俺の方だって言うけど、そろそろその認識改めたほうがいいよね。
「ばーか、可愛いのは北斗に決まってるだろ！ほら？」
「あ…京本…待って！」
「またない」
可愛い北斗をそのままソファーに押し倒して、キスする。
なんだかんだ言いながらも北斗は嫌がらずに俺の舌を受け入れ…もう蕩けた顔してる…。
北斗は快楽に弱い。
唇を離すと、ぽってりと真っ赤に濡れた唇に、頬もピンクに色付き、黒く長い睫毛に涙の滴を溜めて、潤んだ瞳で俺を見つめてくる。
無意識に男を誘う北斗。
そんな北斗が可愛くて仕方ない…。
「北斗…いっぱい注いであげるから…愛の結晶作ってね？」
北斗をどれだけ愛しても子供はできない。
でも北斗の中で、何か、形が無くても俺と北斗が混じり合った「愛の結晶」が作られたらいいのにな…なーんて。
こんな事考えてるなんて、北斗も呆れちゃうよね…。
「うん…京本、いっぱい注いで…俺、愛の結晶…作るから」
あ、北斗に通じたのかな。
北斗が少し照れながら、そう言って俺に抱きついてきた。
北斗…そんな可愛いことするなんて今夜は寝かせてあげれないよ。
俺はそのまま溺れるように北斗に沈んだ。
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おゆまる(プロフ) - モモさん» こちらこそ…リクにお答えできずごめんなさい(＞人＜;)今手掛けてる作品が多くて…申し訳ありません。 (2020年11月10日 6時) (
レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - リクエスト何度もしてしまってごめんなさい。お忙しい時に申し訳ありませんでした。メッセージありがとうございました。 (2020年11月4日 18時) (レス) id: fc4a04495a (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - モモさん» 読んでいただきありがとうございます(o^^o)リクはなかなか書けていないのが現状でして…難しいかもしれません…本当にごめんなさい(＞人＜;) (2020年11月3日 18時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - いつも楽しく拝読しています。今日失恋しましたが好きなのですが、この二人の続きや樹視点も読んでみたいのですが、リクエストしてもいいでしょうか？もしよければお願いします。裏要素はありでも、なしでもどちらでも書きやすい方で大丈夫ですので。 (2020年11月1日 1時) (レス) id: b6ce095fea (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - はるさん» そう言って頂けて…嬉しいです。書く意欲が湧きます！（嬉泣）いつもコメントありがとうございますm(_ _)m (2020年6月11日 14時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆまる
| 作成日時：2020年5月4日 1時
