７ 海中〜浜辺 北斗side ページ7
たろ「樹、北斗、こっち来てよー！」
慎太郎が俺たちの背のをグイグイ押してくる。
たろ「約束でしょ？今夜は樹も北斗も暇なんでしょ？今夜こそ海上にまた連れてってよね」
樹「慎太郎、お前も海上の世界、気に入ったんだな！」
たろ「うん、だって水中とちがう物が沢山見られるし、水の外で息できるのもなんだか不思議な感覚で面白い！」
樹「俺も初めて海上に行った時はそうだったなー。んじゃあ、行くか？
でも今日は満月だから気をつけろよ？
月明かりが明るいから、人間に見つからないようにな」
たろ「うん！」
俺は樹と慎太郎が楽しそうに意気投合しているのがちょっと気になり、心配になっしまう。
樹「北斗、そんな顔するなよ。慎太郎には無茶させないよ。俺と北斗が付いていれば大丈夫だろ？」
「うん。そうだね…」
樹「あと今日は俺のお気に入りの静かな入り江に行こう！あそこなら人間の手付かずの入り江だから、まず人間には会わないよ」
「それならいいけど…」
樹が、「大丈夫、大丈夫」って言いながら慎太郎と手を繋ぎながら、スピードを増して泳ぎ始めた。
俺も2人に遅れないように、慌てて追いかけて行った。
たろ「うわ〜！お月様…綺麗だなぁ」
慎太郎は海中からしか月を見たことがなかったから水中越しではない満月にすごく喜んでいる。
「本当だな…」
今日の月は本当に綺麗。
俺も久しぶりに海の外からの満月を見てちょっと感動してる。
樹おすすめの入り江に着いて、３人で月を眺めていた。
この入り江は、本当にまだ人間の手が入っていないようでホッとした。
俺たち人魚には絶好の場所だ。
「樹…よくこんな場所、見つけたね…！」
樹「伊達にいろんな場所を遊び歩いてるわけじゃないよ。いい場所だろ？人間は絶対に来ないから、安心していいよ」
樹がウインクしながらニカッと笑った。
樹「浜辺に上がってみるか？」
たろ「え？浜辺に上がれるの？」
樹「あまり長い時間じゃなければね、慎太郎は鱗を傷つけないように気をつけて」
たろ「うん！」
慎太郎を補助しながら俺たち浜辺に上がった。
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おゆまる(プロフ) - 名もないさん» 早速なおしました！教えて頂きありがとうございました！ (2021年9月18日 18時) (
レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
名もない - 36お城の「練習しようよ」が「練習ようよ」になってます！ (2021年9月18日 17時) (レス) id: 41a47282a9 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - リおさん» コメントありがとうございます！めっちゃ面白いって言っていただけて嬉しいです(o^^o)他のお話も読んでいただいてるんですね、嬉しいです！更新は不定期になりますが頑張ります！ (2020年6月8日 9時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
リお(プロフ) - めっっっちゃおもしろいです（ ; ; ）更新頑張ってください…！おゆまるさんの作品全部大好きです…！！ (2020年6月3日 21時) (レス) id: 1a67c38f2a (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - 腐女子ちゃんさん» いつもコメントありがとうございます！ほくちゃん…初恋に戸惑ってます。すれ違いってツラいですが、ほくちゃんには最後は幸せになってもらう予定です！ 更新頑張ります(o^^o) (2020年5月31日 16時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆまる
| 作成日時：2020年4月5日 23時
