３ 海上 大我/北斗 ページ3
〜船上〜
超〜退屈…。
今日は俺のお見合いパーティー。
パーティーに参加してる女の子達はみんなゴテゴテ着飾って、お化粧も濃い濃い！
みんな玉の輿に乗りたいって意気込みが凄いんだけど…怖っ！
王子だからって自分の嫁すら自分で決められないって…なんなの？！
うちの国は裕福だから、政略結婚しなくてもいいのにさ。
どこかに俺のタイプの子いないかなぁ。
黒髪で、クール美人で、ツンデレでさ、でも俺の前だけは超可愛くなっちゃうような子いないかなぁ。
船内は女の子達の熱気でめちゃ暑い。
俺は1人でそっとパーティー会場を抜け出し船上デッキに涼みにきた。
夜風が涼しくて、気持ちいい…。
夜の海は神秘的だ…眺めてるだけで気持ちが落ち着く。
ん？
海に何か浮かんでる…？
人の頭？…え？気のせい？
じっと眺めていた海上に、何か人の頭のようなものが3つ浮かんでいる？！
目を凝らして、何度も瞬きをして見直しているうちに、
パシャッ
という音と共に、人の頭らしきものは海に沈んでしまい、代わりに魚の尾っぽのようなものが月の光に照らされ一瞬だけ海上に煌めいた。
〜海上〜
たろ「すごい！船って大きいんだね」
「慎太郎、声、大きいよ！」
船のかなり近くまで来た。
慎太郎は初めて間近でみる大きな船に大興奮。
たろ「なんか、船の上に金髪の綺麗な人がいる！人間にも綺麗な人がいるんだね」
樹「たぶん、あれは王子様だな。」
たろ「王子様？ジェシーみたいな？」
樹「人間の世界も人魚の世界と同じで王国があるからな。たぶん金髪の綺麗な人は王子様で、今日なにかのパーティーなんじゃないか？」
たろ「ふーん…。そうなんだ。暗くてよく見えないけど、あの人だけは遠目にも綺麗だってわかるね。近くで見てみたいなぁ」
慎太郎は人間に興味があるみたい。
なんか心配だ…。
「ダメだよ、慎太郎。これ以上近づいたら人間に捕まって…酷い目に遭わされちゃう」
たろ「酷い目って…？」
「人間は人魚を食べちゃうらしいよ」
たろ「え…！！」
「だから、もう近づくのはやめよう。慎太郎、もうそろそろ、うちに帰ろう？」
たろ「うん…分かった。樹、北斗、今日は連れてきてくれてありがとう！」
慎太郎は素直に言うことを聞いてくれて、俺たち３人は海の中に帰って行った。
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おゆまる(プロフ) - 名もないさん» 早速なおしました！教えて頂きありがとうございました！ (2021年9月18日 18時) (
レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
名もない - 36お城の「練習しようよ」が「練習ようよ」になってます！ (2021年9月18日 17時) (レス) id: 41a47282a9 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - リおさん» コメントありがとうございます！めっちゃ面白いって言っていただけて嬉しいです(o^^o)他のお話も読んでいただいてるんですね、嬉しいです！更新は不定期になりますが頑張ります！ (2020年6月8日 9時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
リお(プロフ) - めっっっちゃおもしろいです（ ; ; ）更新頑張ってください…！おゆまるさんの作品全部大好きです…！！ (2020年6月3日 21時) (レス) id: 1a67c38f2a (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - 腐女子ちゃんさん» いつもコメントありがとうございます！ほくちゃん…初恋に戸惑ってます。すれ違いってツラいですが、ほくちゃんには最後は幸せになってもらう予定です！ 更新頑張ります(o^^o) (2020年5月31日 16時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆまる
| 作成日時：2020年4月5日 23時
