３１ 海中 樹side ページ32
樹side
俺たち３人は北の海の魔女のところに来ていた。
北の海の魔女は、海の守神のような存在で、海の生き物みんなから慕われてる。
様々な知識もあり、俺たちも幼い時は遊びに行って、色んなことを教えてもらった。
俺たちはその魔女を幼い頃から「ばーや」と呼んで慕っていた。
樹「ばーや、ばーや、起きてる？」
魔女「おや、樹じゃないか珍しいね。今日は南の海の人魚姫姉妹が揃ってきてるのかい？みんな美人になったね〜」
ばーやは、シワの寄った顔をさらにしわくちゃにしながら笑って俺たちを迎え入れてくれた。
高地「ご無沙汰してます。魔女様」
たろ「ばーや、こんにちは」
魔女「おや？３番目の北斗がいないね？どうしたんだい？」
ばーやは、すぐに気がついたようだ。
樹「ばーや…助けて欲しい！北斗が人間に捕まったんだ。なんとか助けたいんだ！どうか、ばーやの力を貸して欲しい」
俺たち３人揃ってガバッと頭を下げた。
魔女「なんだって？！…そうかい…なんてことだ…。じゃあ、まずは北斗が無事に生きてるかどうか様子を見てみるかい」
ばーやは、大きな水晶を出してきて、呪文を唱える始めた。
するとそこに北斗の姿が映し出された。
樹、たろ、高地「北斗！！」
魔女「北斗は生きてるね、無事なようだよ。ん？…ただ、北斗は人間に尾を取られて二本足に変えられてるみたいだね」
たろ「…二本足…？」
高地「北斗…人間にされちゃたってことですか…？」
樹「なんてこった…！北斗は人魚に戻れないの？ばーや、どうなの？！」
魔女「今、北斗についてる足は一時的な足だから、薬の効果が切れれば人魚に戻れるよ。
ただ気になるのは…どうやら北斗は『華鱗』を無くしてるみたいだね…。
人魚に戻っても『華鱗』が無ければ海で生きていけないねぇ」
樹、たろ、高地「えっ！！」
たろ「どうしよう…北斗…海に戻ってこれなくなる…グスン…」
樹「大事な『華鱗』を無くすなんて…北斗…！！」
あんなに慎重な北斗がまさか『華鱗』を無くすなんて…どういうことなんだ…？
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おゆまる(プロフ) - 名もないさん» 早速なおしました！教えて頂きありがとうございました！ (2021年9月18日 18時) (
レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
名もない - 36お城の「練習しようよ」が「練習ようよ」になってます！ (2021年9月18日 17時) (レス) id: 41a47282a9 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - リおさん» コメントありがとうございます！めっちゃ面白いって言っていただけて嬉しいです(o^^o)他のお話も読んでいただいてるんですね、嬉しいです！更新は不定期になりますが頑張ります！ (2020年6月8日 9時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
リお(プロフ) - めっっっちゃおもしろいです（ ; ; ）更新頑張ってください…！おゆまるさんの作品全部大好きです…！！ (2020年6月3日 21時) (レス) id: 1a67c38f2a (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - 腐女子ちゃんさん» いつもコメントありがとうございます！ほくちゃん…初恋に戸惑ってます。すれ違いってツラいですが、ほくちゃんには最後は幸せになってもらう予定です！ 更新頑張ります(o^^o) (2020年5月31日 16時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆまる
| 作成日時：2020年4月5日 23時
