・ ページ12
「北斗？こっち…来て？」
「うん…ジェシー、今日は一体どーしたの？」
北斗を屋上の真ん中まで連れて行くと、北斗と向き合う。
そして、北斗を真っ直ぐ見つめ名前を呼ぶ。
「松村北斗さん！」
「は、はい！」
改まって北斗の名を呼んだ俺に、北斗はつられるように背筋を伸ばして俺を見つめ返す。
「俺と結婚してください！」
ポケットから出したダイヤの指輪に、ありきたりなセリフのプロポーズ。
ありきたりだけど、俺の『心』の全てを詰め込んだプロポーズだ。
「ジェ、ジェシー…！」
突然のプロポーズに、目をまん丸に見開く北斗は本当にびっくりしているのだろう。
「北斗…2年前に一目惚れした時から毎日好きが更新してる。これからもずっと好きは更新されると思うんだ。
俺は北斗と一緒の人生を過ごしていきたい。だから俺と結婚して下さい」
「…はい！よろしくお願いします…！ジェシー、俺もね、毎日好きが更新してるよ。ジェシー…大好き」
「北斗…！」
北斗が俺の胸に勢いよく飛び込んできた。
俺は北斗を抱きしめ、北斗の体温を感じ、愛しい人が腕の中にいる幸せを素直に喜ぶ。
「もう…さ、ジェシーったら、いつも俺を驚かすよね？初めて会った日も…出会って直ぐの告白にビックリしたし」
「でも、北斗、YESって言ってくれたでしょ？」
「うん…」
「今のプロポーズにもYESだしね？」
「だって…2年前のあの日も、今日も…やっぱりジェシーが好きだから断わる理由が無いもん」
そう言って照れながら笑う北斗は世界中で一番可愛いのだ。
「北斗…幸せになろうね。奥様、これからもよろしく」
「はい！旦那様、これからもよろしくお願いします！」
そう言って俺たちは、互いの額をくっ付け笑い合った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 744人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おゆまる
| 作成日時：2022年1月23日 14時
