黒の姫〜プロローグ〜 ページ1
むかしむかしあるところに『黒の国』に一人の姫がおりました。
名前は『北斗姫』といいます。
姫は真珠色の肌、黒髪、黒瞳、真っ赤な唇、通った鼻筋のとても美しい姫でした。
姫は美貌だけでなく、優しく、賢く勉強熱心で常に民を思う姫でした。
姫は『黒の国』の一人娘のため、ゆくゆくはお婿さんを迎えて女王となり国を守っていく覚悟があったようです。
普通は王族の姫は十代で結婚するのですが、黒の王様のお眼鏡にかなう相手が現れず姫はいつの間にか結婚しないまま20歳を過ぎてしまいました。
いわゆる『嫁き遅れ』状態になってしまったのです。
姫は結婚を諦めていました。
姫は父である王様には内緒で、
このまま独身女王となり、そして身内の王族の中からふさわしい者に跡を継がせようと考え始めていたのです。
しかし姫が24歳になった時に突然、姫の縁談が決まったのです。
「父上、突然どうしたのです？！」
「５つの国からそなたを結婚相手にと申し出があった」
「しかし、今まで父上は様々な縁談を断っていたではありませんか！しかも、私が嫁いだらこの『黒の国』はどうなるのです？跡取りがいなくなるではありませんか！」
「５つの国の王子はどの国も申し分のない素晴らしい王子たちじゃ。姫をどうしてもと望むから条件を付けた。姫が嫁ぎ、子が生まれたのち、その内の一人を『黒の国』の世継ぎにする。そう約束の上でそなたには嫁いでもらう」
「父上…！！」
「姫、どの国の王子でも良いぞ。好きな王子を選ぶが良い」
姫の前には５枚の絵姿が並べられた。
赤の国
青の国
黄の国
緑の国
桃の国
どの国の王子も素晴らしく、ハンサムな王子の絵姿が描かれていた。
姫はその絵姿を見て途方に暮れてしまった。
実は北斗姫は自分に自信がなく、自分は美しくないと思っていたのです。
北斗姫は、嫁ぎ遅れの自分がこんな素晴らしい王子たちの元に嫁ぐ自信がありませんでした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
※まだ書きかけのお話があるのに新しいお話を作ってしまいました…汗
ポンポンチアほくちゃん、お家ほくちゃんが可愛すぎて…女子ほくちゃんの妄想が抑えられませんでした＿|￣|○
広い心の皆さま、また気長にお付き合いいただければ幸いです。
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おゆまる(プロフ) - 950618さん» コメントありがとうございます(^-^)私も「桃の国」バージョンを早く書きたいなと思いながら最後にとっておきました(o^^o)大我王子の後宮に入る北斗姫をお楽しみにしていてくださいね！ (2020年8月11日 22時) (
レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
950618(プロフ) - 桃の国バージョン待ってました！北斗姫どうなるのか楽しみです！ (2020年8月11日 12時) (レス) id: deccfec011 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - やんちゃるもんちゃさん» コメントありがとうございます。虜になったなんて言って頂いて…！ありがとうございます！これからもお付き合いいただければ嬉しいです(o^^o) (2020年7月5日 20時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
やんちゃるもんちゃ(プロフ) - BLに興味のなかった私が一夜にして虜に…おゆまるさん恐るべし (2020年7月5日 13時) (レス) id: 3f51932bf1 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます！私の書くきょもほくを好きになっていただき嬉しいです(o^^o)更新、不定期になりますが頑張ります！ (2020年5月22日 20時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆまる
| 作成日時：2020年5月19日 17時
