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「…慎太郎…俺、ちゃんと産んだよ…！」
「北斗！ありがとう…」
北斗は無事に帝王切開で出産した。
北斗のベッドの横には安らかに眠る産まれたばかりの我が子。
なんて可愛らしいのか！
俺は我が子をずっと見ていた。
どれだけ見ても見飽きないのだ。
北斗に似てる…！
メチャクチャ可愛い！
将来、絶対美人になる！
「ふふふ…」
北斗が俺を見て笑った。
「…何？北斗？」
「慎太郎ってばデレデレ。でも俺さ、慎太郎のその顔が見たかったんだ。ずっと慎太郎をパパにしてあげたかったの。だって慎太郎、子供大好きでしょ？」
「北斗…！」
目を細めて微笑む北斗を俺は感極まって抱き締めてしまった。
母親になった北斗からは甘いミルクの匂いがした。
幸せの匂いを纏った北斗は、今までで見た中で一番綺麗だった。
愛しい愛しい北斗。
俺に…幸せをありがとう！
幸せで胸が一杯で、何故だか知らないうちに頬が涙で濡れていた。
北斗はそんな俺の涙を優しい手で拭ってくれながら言った。
「慎太郎、これからもずっと俺と赤ちゃんを守ってね。俺も慎太郎を守るから…そして3人で幸せになろうね」
.
アイ ラブ ユー（yellow）→←あなたの望み（green）
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作者名：おゆまる
| 作成日時：2022年1月18日 21時
