運命が決まる�� ページ8
「京本…ありがとうね…」
俺の不安に真剣に答えてくれた京本。
京本の気持ちは伝わったよ…。
俺は顔を上げて京本を見た。
これ以上の答えはない。
京本は真摯に対応してくれた。
かなり込み入った話をしてしまった。
だからもう、これ以上京本を煩わせるような質問はしたくなかった。
「…北斗…」
「ん？なーに？」
「他にも気になる事、あるんじゃないの？」
「えっ…？な、なんで…？」
「北斗の事は分かるよ。北斗はまだ言ってない事あるでしょ？本当に不安に思ってる事は何？」
京本のその言葉にドキッとした。
「な、ないよ…そんなの…」
「じゃあさ、北斗はこれで不安は全て解消したってことなんだね？だったら俺と『番』になれるよね？」
「それは…」
京本の言葉に即答できなかった。
黙り込んでしまった俺に京本は言った。
「ねぇ北斗、北斗が本当に一番悩んで不安に思ってる事…言ってよ。俺はちゃんと受け止めるから」
胸の内を京本に見透かされていた…。
でも､こんな女々しいことを聞くなんて…
どうしよう…。
言ってしまったら、
京本の答えを聞いてしまったら、
良くも悪くも…後に引けない。
「北斗…このまま俺は無理矢理にでも北斗を噛んでいくらでも番えるだよ。
北斗には嫌な話かも知れないけど、Ωはαには逆らえない。
だから俺が望んだら北斗は逆らえない」
京本は手を伸ばして俺の首筋を撫でた。
首を触られた瞬間に…ビリビリとして体が震えた。
「や、やだ…そんな…」
「俺も、やだ。北斗を無理矢理なんて…嫌だ。だから北斗に聞いてるんだよ。北斗の胸の奥にある不安は？悩みは？…北斗は、俺の番になりたいか、なりたくないか」
「京本…」
「北斗は本当は何を望んでる？…北斗の中にある怖さって一体何？」
あぁ、京本は本当に分かってるんだね。
もう…逃げられないかも知れない。
こんな恥ずかしい、女々しい自分を曝け出さなくちゃいけないのか…。
「北斗」
京本の声が逃げる事を許していなかった。
「………捨て…ない……？」
怖い。
京本の答えが…怖かった。
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おゆまる(プロフ) - maru05032さん» 早々に読んでいただき、またコメントもありがとうございます、嬉しいです😊5ではいよいよ2人が本当の意味で結ばれる予定です💕また5でもよろしくお願いします🙇♀️ (2021年12月30日 21時) (
レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
maru05032(プロフ) - 更新待ってましたー！！！次の5で終わっちゃう予定なんですね、、本当に好きなお話なので寂しいですが、5も楽しみにしています(^ ^) (2021年12月30日 13時) (レス) @page50 id: 5ecd009b2a (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - まりもさん» いつもコメントありがとうございます😊嬉しいです！更新お待たせしちゃいました💦 (2021年12月12日 8時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - おゆまるさん 更新ありがとうございます😭 (2021年12月11日 23時) (レス) id: 658fdbcf2b (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - まりもさん» またまた更新して直ぐにコメントありがとうございます😊 沢山泣いたhkちゃんですが、きっともっと幸せになるのでまだあと少しお付き合いくださいませ🙇♀️ (2021年10月27日 6時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆまる
| 作成日時：2020年11月24日 21時
