閑話：『匂い付け』は恥ずかしいの�� ページ25
朝の眩しい光が差し込むリビングで向かい合ってる俺たち。
北斗は真っ赤な顔をしながら、もじもじしている。
「ねぇ、京本、今日もやっぱり『匂い付け』するの？」
「もちろんするよ。前にも話したよね？『番』になってないΩは無防備だって。Ωとして開花した北斗は意識してなくてもフェロモン振り撒いちゃってるんだよ？俺以外のαが北斗の匂いに惹かれて、もし強制ヒート仕掛けてきたら大変なことになるんだよ？」
「う、うん…分かってる…」
「北斗は誘惑してるつもりはなくても北斗のフェロモンは凄く魅力的だから惹かれるαは沢山いるんだ。だから毎日、俺のαフェロモンを北斗に付けないと仕事する事はおろか、外出もできなくなるよ？」
俺にそう言われた北斗は泣き出しそうな顔をしながらも、小さな声でつぶやいた。
「分かってる…だけど、だけどさ…」
「だけど？」
「…は、は、恥ずかしいんだもん…！！」
北斗はそう言いながら顔を隠してしゃがみ込んでしまった。
手で顔を隠しながらしゃがみ込んで、耳まで真っ赤にしてる北斗。
彼はどうやら、この『匂い付け』がとても恥ずかしくてたまらないようだ。
俺たちはお互いに気持ちが通じ合ってる。
だけど、すぐに『番』になれるって訳ではなくて…。
『番』になる為にはΩがヒートしてるときに頸を噛まなくては番にはなれないのだ。
次のヒートが来たら『番』になろうね、と話はしているが、まだ心と体が不安定な北斗はΩフェロモンが当然不安定でいつヒートが来るかわからなかった。
番持ちのΩのフェロモンは『番』にしか効かなくなるが、番持ちではないフリーのΩは全てのαにフェロモンが効いてしまう。
俺と恋人になり『番』になる事を約束してくれた北斗だったが、今の北斗はまさにフリーのΩと同じ状態だった。
だから、俺は北斗を守るため、いや、北斗に自分という決まったαがいると周りに知らしめる為に『匂い付け』をしなければならなかった。
そのことは北斗もちゃんと理解してくれて毎朝、北斗に『匂い付け』をしてからお互い仕事に行くことに決めた俺たち。
そして今、まさにこれから『匂い付け』をする直前なんだけど、北斗が、恥ずかしい恥ずかしいと言って…目の前で団子虫のように丸くなってしゃがみ込んでしまったのだ。
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閑話：『匂い付け』は恥ずかしいの�□�←おやすみ、愛しい人。
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おゆまる(プロフ) - maru05032さん» 早々に読んでいただき、またコメントもありがとうございます、嬉しいです😊5ではいよいよ2人が本当の意味で結ばれる予定です💕また5でもよろしくお願いします🙇♀️ (2021年12月30日 21時) (
レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
maru05032(プロフ) - 更新待ってましたー！！！次の5で終わっちゃう予定なんですね、、本当に好きなお話なので寂しいですが、5も楽しみにしています(^ ^) (2021年12月30日 13時) (レス) @page50 id: 5ecd009b2a (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - まりもさん» いつもコメントありがとうございます😊嬉しいです！更新お待たせしちゃいました💦 (2021年12月12日 8時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - おゆまるさん 更新ありがとうございます😭 (2021年12月11日 23時) (レス) id: 658fdbcf2b (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - まりもさん» またまた更新して直ぐにコメントありがとうございます😊 沢山泣いたhkちゃんですが、きっともっと幸せになるのでまだあと少しお付き合いくださいませ🙇♀️ (2021年10月27日 6時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆまる
| 作成日時：2020年11月24日 21時
