匂い付けの効果 ページ1
「疲れた…」
久しぶりの仕事はやっぱり疲れた。
俺は帰宅して…そのままベッドにダイブした。
久しぶりの仕事はメンバーとの仕事だった。
半分は安心し、半分はド○○キしていた。
京本にΩフェロモンが溢れ出てて、αとして擬態する事が難しくなってると言われた時はどうしようかと思った。
だけど京本が…匂い付けをしてくれたおかげなのか今日一日は無事に終えられた。
京本には会ってすぐαフェロモンが無くなってるって気が付かれたのに、他のメンバー4人は俺に対していつもと変わらず接してきた。
一週間休んだ事も怪しまれること無く、季節外れのインフルエンザなんて気の毒な奴だと同情された。
4人は俺の変化に全く気が付いてる雰囲気は無かった。
京本の匂い付けって…そんなに強力だったのかな…?
でも京本との匂い付けは…思い出すだけで恥ずかしくなる。
抱きしめられて…体の足の先から頭のてっぺんまで体の全て、隅々までキスされた。
そして、匂い付けだって言うのに俺は、はしたなくも昂ってしまった。
ヒート期間はきっともっと凄いことを京本としていたはずなのに…ヒートの時の記憶はボンヤリと霞がかっててハッキリと思い出せない。
だから今日の匂い付けは京本に抱かれたわけではないけど自分の意識がはっきりしている分、凄くド○○キして…恥ずかしくて…正直どうしていいか分からなかた。
だけど京本は匂い付けをしてる間はとても優しかった。
触れる手も、キスしてくる唇も、見つめる目も、全てが優しくて…俺は恥ずかしいのにいつの間にか安心して身を委ねてしまった。
「明後日…が、土曜日かぁ…」
明日までは京本が付けてくれたαの匂いがしっかりと俺に付いてるから…明日の仕事は大丈夫なはず。
だけど明後日になると京本のαの匂いは弱まってしまう。
土曜日は運良く仕事がオフだから外出しなければ誰にも会わずに済む。
そして…その晩は京本の家に行き、例の話をする。
俺はゴロリとベッドに仰向けになり、真っ白な天井をボンヤリと見つめた。
そしてそっと目を閉じると京本の顔が脳裏に浮かんできた。
「…京本…きょーもと、きょう…もと…?」
“京本”と何度か呼んでみる。
何故か微かな違和感。
「…んー…たい、が…たいが…大我…」
そして思わず京本の下の名前を口ずさんでしまった。
“大我“
何故だかこっちの方がしっくりくる。
普段は呼ばない大我呼び。
…ずっと呼んでいた様な気がするのは何故なんだろ…。
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おゆまる(プロフ) - maru05032さん» 早々に読んでいただき、またコメントもありがとうございます、嬉しいです😊5ではいよいよ2人が本当の意味で結ばれる予定です💕また5でもよろしくお願いします🙇♀️ (2021年12月30日 21時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
maru05032(プロフ) - 更新待ってましたー!!!次の5で終わっちゃう予定なんですね、、本当に好きなお話なので寂しいですが、5も楽しみにしています(^ ^) (2021年12月30日 13時) (レス) @page50 id: 5ecd009b2a (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - まりもさん» いつもコメントありがとうございます😊嬉しいです!更新お待たせしちゃいました💦 (2021年12月12日 8時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - おゆまるさん 更新ありがとうございます😭 (2021年12月11日 23時) (レス) id: 658fdbcf2b (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - まりもさん» またまた更新して直ぐにコメントありがとうございます😊 沢山泣いたhkちゃんですが、きっともっと幸せになるのでまだあと少しお付き合いくださいませ🙇♀️ (2021年10月27日 6時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おゆまる | 作成日時:2020年11月24日 21時