援助と引き換えに結婚？ ページ9
【きょも×ほく】(ほくの兄はこーち)
「大変だ…優吾様が居ない！」
屋敷中が兄を探していた。
どんなに探してもいるわけがない。
だって優吾は好きな人と駆け落ちしたんだから。
俺は知らないフリをしながら自室で本を読んでいた。
落ちぶれ貴族の我が家は今回、兄の優吾が京本家の当主…もう60歳過ぎのジジイの第3夫人として嫁ぐ事で何とか資金援助をしてもらう事になっていた。
そんな結婚でしか繋いでいけない家なんか潰れてしまえばいいいんだ。
優吾は逃げて正解だ。
結婚式は3日後。
今日からあちらの屋敷でしきたりを学び結婚式に臨む予定だった。
今、玄関には迎えが来てきてて…一階では大慌てだろうな。
「北斗！こちらに来なさい！」
父上が大慌てで俺の腕を掴み部屋から連れ出した。
「京本様…こちらの優吾の弟の北斗を嫁がせますので、どうかお許しを…！」
「はぁ…？！俺は京本のジジイになんか嫁がないからな！しかも第3夫人なんて…愛人じゃないか！」
醜態を晒してる俺たち親子の目の前には、見たこともないくらい美貌の青年がいた。
今日、優吾を迎えにきたのはたしか京本家の若様だったはず…コイツがそうか。
俺は彼を睨みつけた。
すると彼は俺の前まで来て俺の顎をクイッと持ち上げると、じっと見つめてきて…
「決めた。3日後、君は俺に嫁ぐんだ。今から連れて行くから準備して」
「はぁ？！…急に…そんなのありえないだろ！絶対にヤダ！」
「君に、拒否権はないよ」
そう言って目の前の美丈夫はニヤリと笑った。
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FUKI(プロフ) - はじめまして(^^)いつもいいお話をありがとうございますm(_ _)m私もきょもほくが好きですがじゅりほくも好きなので、こういう短編集で見ることができてとても嬉しいです！これからも楽しみにしています!! (4月10日 16時) (
レス) @page5 id: e80d2cc236 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - 短編じゅりほくも楽しみにしてます！のんびり待ちますので、ご無理はなさらないで下さいね！ (2020年9月26日 1時) (レス) id: 88fa24df75 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - モモさん» ありがとうございます(o^^o)こちらのお話はとっても短いので…コメントまで頂くのが申し訳ないくらいです(＞人＜;)近いうちに短編でじゅりほくを更新したいと思ってます。 (2020年9月25日 20時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - こんばんは！じゅりほくありがとうございます！2人のやりとりにキュンとしました。 (2020年9月24日 0時) (レス) id: 23e27c4448 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - モモさん» こちらこそですm(_ _)m全部読んでいただいてるなんて…メチャ嬉しいです(o^^o)更新がんばりますね！ (2020年9月23日 23時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆまる
| 作成日時：2020年9月20日 1時
