万事休す！ってこう言うこと。 ページ1
はぁ…またかよ。
俺は校舎裏の階段下で男に告白されていた。
「松村…頼むよ…付き合ってくれ！」
「俺、そういうの無理なんで…やめてください。…用事がそれだけなら俺もう帰ります」
「頼むよ、松村！好きなんだ！お前を一目見た時から…一目惚れなんだ！」
告白してきたのは一学年上の３年の先輩。
マジでやめてほしい…。
「やめてくださいよ！俺と先輩、一言も喋ったこともないですよね？俺のこと何にも知らないでしょ？一目惚れなんて俺にはありえないんで…」
俺はそう言い捨て、背を向けてその場を立ち去ろうとした。
…ガシッ！！
「…人が真剣に告白してるのに…調子に乗りやがって…！このビッチ野郎！それなら…やるだけやらせてもらうからな！」
俺に振られたその男は、俺の肩を掴むといきなりすごい力で押し倒してきた、
またかよ！！
「バカ、やめろ！…っ…！」
いつもそうだ。
俺に告白してきて振られた男達は必ずと言っていいほど、その場で俺を襲ってくる。
理由はわからない。
いくら振られた腹いせだって…いきなり襲うのってあり得なくないか？！
俺は幼い頃から空手を習っていたのが幸いし、毎回なんとか窮地を脱していた。
そして今回も…。
まあ、なんとかなるでしょ、
なんて思っていたのに…押し倒された時に体を強く打ち付け、さらに腕を強く捻ってしまったみたいで力が入らない…！
「松村…やらせろよ…。お前、誰にでもやらせてるんだって？なら俺にも一発やらせろよ！お前、こういうの好きなんだろ？」
「はぁ？バカじゃないの？そんなわけないだろうが！！俺の上から…どけよ！！」
俺は体を捻って暴れてみて抵抗するが乗り上げてる先輩はびくともしない。
「松村…初めてじゃないだろ？なぁ、気持ちよくしてやるから…」
「や、やめろ！俺は、俺は…初めてだー！！」
先輩は、ハアハアと荒い息で俺の痛む腕を強い力で押さえつけ、顔を俺に近づけてきた。
くそぉ…腕が痛くて…抵抗できない…！
もう…無理なのか…！？
だ、誰か…！
誰か助けてぇ…！！
ドカッ。
「イッテェ…！だ、誰だ！！」
この俺の窮地に、俺の上に乗ってる先輩を後ろから蹴飛ばした奴がいた。
先輩が振り返ってそいつを見ると先輩はビックリした様子で固まってしまった。
「き、きょ、京本…！！」
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おゆまる(プロフ) - はるかなたさん» またまたコメントありがとうございます(^-^)今回はきょも様が爆弾を投下したおかげで、今後ほくちゃんは大変な目に合わないといいなぁと作者は思っているところです（笑）また次のお話もお付き合い頂ければ嬉しいです(o^^o) (2020年9月6日 22時) (
レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
はるかなた(プロフ) - きゃーーー！大我くんカッコイイ！美しいのが伝わってきます！そして北斗くんのピュアな感じ、、、キュンキュンします。最高です！！！大我くんにロックオンされ、少しずつ惹かれるんだろうなー。いいなー。どっちも羨ましいです(≧▽≦) (2020年9月6日 7時) (レス) id: f189f1e0d5 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - なおさん» 天才！？だなんて…凄い褒め言葉…ありがとうございますm(_ _)m不定期にはなりますが更新頑張りますね(o^^o) (2020年8月31日 7時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - はるかなたさん» にやけてもらえて良かったです(^-^)ほくちゃんもモテ男きょもに振り回されますが、無自覚ウブな可愛いほくちゃんにきょもも手を焼きそうですよねー（笑）末長くはまってもらえるように頑張りますね(o^^o) (2020年8月31日 7時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - rriさん» コメントありがとうございます(^-^)きょもほくの関係性がどタイプで良かった〜！キュンキュンして貰えて嬉しいです(o^^o)これからも頑張るのでよろしくお願いします！ (2020年8月31日 6時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆまる
| 作成日時：2020年8月26日 20時
