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つかまった7 by北斗 ページ7

「ん…んんっ…!」

京本はすぐに俺の口内に舌を入れて、逃げ惑う俺の舌を探り当て絡めてきた。

京本に捕まった舌は、強く吸われたり、優しくくすぐるように舐められたり…京本に思うがままにキスされた。

深く激しいキスのせいで、京本と俺の重なった唇の間から…透明な雫が一筋溢れた。

チュッ…

そんな水音と共に京本がその雫を舐め取り、京本の唇がやっと離れた。


あれ…?
京本の顔が何故かぼやけて見える…。

「…北斗…泣かないで」

俺の瞳からは知らないうちに涙が溢れていた。

「あ…俺…」

京本は押さえつけていた俺の手を離し、俺を抱き起こして、そのまま抱きしめてきた。

「北斗…泣かせたいわけじゃなかったんだ…」

京本の腕が温かくて…さっきの激しいキスとの差がありすぎて…何故だか涙が止まらなくなりポロポロと涙が溢れてくる。

「北斗…泣くな…」

チュ、チュ…っと京本が止まらない涙を唇で優しく拭ってくる。

「き、京本…な、なんでさ…キスなの?」

「えっ…?」

俺は思い切って京本に疑問に思ってることを聞いてみることにした。

「昨日、京本のこと触っちゃって…京本は嫌だったんだよね…本当にごめん。俺さ、なんでもするって言ったけど…なんでそれがキスなの?嫌がらせ?罰?…俺さ、こういう行為…割り切って簡単にはできないよ。償いは、違うことにして下さい…」

京本は俺の話を聞くと、大きなため息を吐いた。

「……北斗って…バカ?」

「なっ…!」

「普通に考えて、キスするのが嫌がらせとか、罰とかってあり得ないでしょ?」

「で、でも…京本は…!」

「なんで俺が北斗にキスするように求めて、本当にキスしたのか。理由、分からないの?」

京本は真剣な目で俺をじっと見つめてきた。

「…俺は誰彼かまわず簡単にキスなんかしないよ。北斗、本当に分からない?」

普通は、キスするのは好きだから。
好きな人同士がキスするんだよ。

でも俺と京本は違うから…。
俺たち仲悪いし。
いや、俺は好きだけど、京本は俺を嫌ってるし…。

………ん?
えーっと、俺たちは…不仲…だよね…?

まさかねぇ…えっと…あれれ…?
もしかして…ま、まさか…!!

えっ…?ええっ…!?
そんなことってあり得るのか?!

俺は一つの答えにたどり着き、青くなった。




※青い鳥始めました!→@oyu_maru6

つかまった8 by北斗→←つかまった6 by北斗



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おゆまる(プロフ) - 笹さん» お返事遅くなりごめんなさい(>人<;)こちらのシリーズなかなか書けずに本当にごめんなさいm(_ _)m不定期更新になりますが気長にお待ちいただければと思います! (2020年8月31日 10時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
- 返信ありがとうございます!「つかまえた」バージョンですか!?楽しみにしてます( ^ω^ ) (2020年8月15日 8時) (レス) id: 222b2fbf2b (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - 笹さん» コメントありがとうございます(^。^)いつも読んでいてくれるなんて嬉しいです(o^^o)「つかまった」の更新、遅くてごめんなさい。対になる「つかまえた」バージョンも書こうかと思ってます。頑張りますね! (2020年8月13日 20時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
- いつも見さしてもらってます!「つかまった」シリーズも楽しみにしております(*^o^*)っ (2020年8月11日 22時) (レス) id: 222b2fbf2b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おゆまる | 作成日時:2020年8月2日 21時

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