泣かせて、縋らせて 中編(じゅりほく) ページ22
首筋にチュッとキスをしてペロリと舐める。
北斗肌からは桃のボディーソープの甘い香りがする。
「じゅ、樹…!なん、で急に…!」
「お前が悪い…」
可愛いお前が悪い。
俺に嫉妬させるお前が悪い。
「俺…な、何かした…?」
不安そうで泣きそうな瞳で見つめてくる北斗。
ほら、そんな顔するのも悪い。
「今日、告白されてただろ?満更でも無く真っ赤に顔染めちゃって…。そんで?なに?その子と付き合うの?」
意地悪したくなる。
「ち、違う!付き合わない!断ったもん!俺、俺は…!」
「俺は…?何よ?」
「俺は…樹が好きなんだもん…俺は樹と付き合ってるでしょ?他の人となんか付き合わない!ねぇ…違うの?俺は樹の恋人でしょ?」
涙目で必死に縋り付くように言ってくる北斗に自分の中にある仄暗い自尊心が満たされる。
「さぁな…どーかなぁ…?」
「えっ…?うそ…!樹…やだ、じゅり…」
あっという間に涙が盛り上がってポロポロと溢れ出てきた。
「じゃあさ、他の人に告白されて満更でもない様子の北斗くんに、本当に俺のことが好きなのか体に聞いてみようかな?体は正直だろうしね?」
俺はそう言うと北斗の部屋着をスルリと脱がせあっという間に全裸にしてしまう。
程よく薄い筋肉が付いた滑らかな肌はシミひとつなく、俺の唇が辿ったところには薄桃色の痕を残して行く。
首…胸…腹…。
足を持ち上げて、内太ももにも痕を残して行く。
「あ、ふっ…ん…樹…じゅり…好き…」
涙を流しながら俺を「好き」って言いながら肌をたどるだけの愛撫にビクビクと感じてる北斗がたまらなく好きだ。
「お前、やっぱ色気あるな…」
匂い立つ様な色気。
「じゅ…りぃ…」
可愛らしく立ち上がった北斗の雄は無視して、その奥に密やかに眠っているピンクの蕾に指を差し入れる。
「あっ…やら…!あ、あっ…らめっ…!」
「ん?嫌なの?こんなに柔らかくなってるのに?」
北斗と付き合うようになってから時間が許す限り体を合わせた。
本来、受け入れるための体ではない男の体の北斗に自分の欲を受け入れさせるために、時間をかけてじっくり慣らしていった。
俺を受け入れる為だけに、
俺に愛される為だけの体に俺が作り替えた。
だから俺が触れは北斗の中は柔らかく解れ、しっとりと濡れてくる様になった。
北斗のいいところは分かってる。
そこばかりを引っ掻く様に擦り続ければ、ほら、もう北斗は限界だーーー。
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おゆまる(プロフ) - 笹さん» お返事遅くなりごめんなさい(>人<;)こちらのシリーズなかなか書けずに本当にごめんなさいm(_ _)m不定期更新になりますが気長にお待ちいただければと思います! (2020年8月31日 10時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
笹 - 返信ありがとうございます!「つかまえた」バージョンですか!?楽しみにしてます( ^ω^ ) (2020年8月15日 8時) (レス) id: 222b2fbf2b (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - 笹さん» コメントありがとうございます(^。^)いつも読んでいてくれるなんて嬉しいです(o^^o)「つかまった」の更新、遅くてごめんなさい。対になる「つかまえた」バージョンも書こうかと思ってます。頑張りますね! (2020年8月13日 20時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
笹 - いつも見さしてもらってます!「つかまった」シリーズも楽しみにしております(*^o^*)っ (2020年8月11日 22時) (レス) id: 222b2fbf2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おゆまる | 作成日時:2020年8月2日 21時