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階下にエレベーターが付き、職員食堂へと向かう。
山本先生と隣に座り、最近の症例について話しながら昼食を食べる。
sgi「お、河村先生じゃん。おつかれおつかれー」
kwmr「須貝先生、お疲れ様です」
須貝先生はどこからかさっそうと現れ、トレーを持って山本先生の前に座る。隣の山本先生はまだ須貝先生のことを知らないのか、少し戸惑っている。
sgi「お、はじめましてだな。救命のナイスガイの須貝でーす」
親指を立て腕でポーズを決めながらお決まりの自己紹介をする。
ymmt「あ、えっとNICUの山本です」
同じようにポーズを返しながら山本先生も自己紹介をしたが、その顔が明らかに愛想笑いなのが笑えてくる。
sgi「山本先生ね、覚えた。いーねえ、ノリが良くって。そういうの好きよ」
須貝先生はご飯をかきこみながら、山本先生のことが気に入ったのか陽気に答える。
これがお決まりの挨拶なんだ、そう山本先生に耳打ちすると、あーなるほど、と戸惑いながら返事が帰ってきた。
kwmr「今日は救命はどうですか？」
もぐもぐとご飯を飲み込んだ須貝先生が口を開く。
sgi「救命はいつも荒れてっからね。午前だけで交通外傷と脳梗塞の搬送があって、やっと落ち着いて飯にありつけ・・・」
話しながらも箸は止まっていない。
けれど、須貝先生の胸元のピッチが無情にも鳴る。
sgi「はい須貝でーす。うん、うん」
おそらく緊急のコールなのだろう。今までおちゃらけていた顔が別人のように真剣な表情になる。
sgi「とりあえず処置室運んで。今から行くわ」
話ながらもできる限り食事を口元へと運ぶ。ピッチを切ると、飲みかけの牛乳パックを片手に立ち上がる。
ymmt「あの、僕片付けておきますね」
sgi「おーすまん。じゃあ、お願いするわ。山本先生」
そういってスクラブをなびかせながら、はや歩きで食堂から出ていった。
ymmt「すごい速さでしたね」
彼の残していったトレーは8割食べ終わっていた。
kwmr「救命はうちでも特に忙しいから。悲しいかな職業病だね。僕らもそろそろ行こうか」
2人で立ち上がって午後の診療へと向かった。
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たぴおかみるくてぃー(プロフ) - Arisaさん» いえいえ、お役に立てて何よりです。いや〜この作品何回読んでも感動。何度も読み返すことでどんどんこの作品の奥深さが感じられるんですよ（ちょっとよく分かんないですよね、すみません）やっぱり命を取り上げる作品は考えさせられますね。長々とすみません (2020年10月6日 0時) (
レス) id: cf3c86d772 (このIDを非表示/違反報告)
Arisa(プロフ) - たぴおかみるくてぃーさん» 誤字の指摘、ありがとうございます。修正しますね。今も読み返していただいて、ありがとうございます！ (2020年10月5日 20時) (レス) id: 791f405f1a (このIDを非表示/違反報告)
たぴおかみるくてぃー(プロフ) - お久しぶりです！読み返してたら、誤字を見つけました。協会→教会ではありませんか？ (2020年10月5日 8時) (レス) id: cf3c86d772 (このIDを非表示/違反報告)
たぴおかみるくてぃー(プロフ) - Arisaさん» 続編の更新楽しみにしてます!!私も医療系書こうかな(；−ω−)ｳｰﾝ (2020年8月1日 20時) (レス) id: cf3c86d772 (このIDを非表示/違反報告)
Arisa(プロフ) - たぴおかみるくてぃーさん» 医療系小説を見かけなかったので、書いてみちゃいました。続編が更新中ですので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです！ (2020年8月1日 20時) (レス) id: 791f405f1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Arisa | 作成日時：2020年6月25日 20時
