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〉渡辺宅
渡辺「 お疲れ。うわ、びちょびちょじゃんっ！ 」
『 急に雨降ってきちゃって…！ 』
渡辺「 ちょっと待って、タオル取ってくる 」
『 あ、いえ！すぐ帰るので！ 』
玄関先で鞄の中からカタログを取り出したAの手首を掴んだ俺は、「 ダメ 」とひとことだけ言って、Aを無理矢理中へと入れた。
渡辺「 タクシーで来なかったの？ 」
『 タクシーの運転手さんが私のこと知ってたらいろいろやばいかなと思って、少し前で降りたんです。笑 』
渡辺「 連絡してくれればよかったのに 」
『 まさか雨降ると思ってなくて。笑 』
渡したタオルで髪を拭くAに珈琲を淹れて、俺もAの隣に腰を下ろした。
ふわっと香る甘い匂いに、俺の心臓はうるさく音を立て始めた。
渡辺「 明日は？ 」
『 午後からです 』
Aのスケジュールを確認した俺は、もう一度座り直して覚悟を決めた。
渡辺「 …今日、泊まってく？ 」
『 え！？ 』
渡辺「 雨すごいし、それに、こんな時間に帰すのは気が引けるっつーか… 」
『 …迷惑じゃないですか？ 』
渡辺「 全然！むしろ歓迎？あ、いやっ、笑 」
『 じゃあ、お言葉に甘えて…笑 』
( よっしゃあぁぁぁぁぁ！！！！！ )
Aが俺んちにいるということが信じられなすぎて、住み慣れているはずの自宅に緊張が走った。
渡辺「 あ、シャワー、浴びた方がいいんじゃね？ 」
『 お借りしてもいいですか…？
あ、できれば部屋着も… 』
渡辺「 部屋着ね？オッケー。ちょっと待ってて 」
衣装部屋に入った俺は、無難なTシャツとスウェットを取り出して、何度も匂いを確認した後、リビングへと戻った。
Aは珈琲をちびちび飲みながら、バラエティ番組を観て微笑んでいた。
渡辺「 はい、これ 」
『 ありがとうございますっ 』
渡辺「 シャンプーとか、適当に使っていいから 」
『 はいっ！ 』
Aが浴室に入っていってすぐ、シャワーの音が少しだけ聞こえてきて、俺は変にソワソワした。
さっき飲み終えたばかりにも関わらず、落ち着かない気持ちを抑えようと、2杯目の珈琲を口にした。
大人しくテレビから流れるバラエティ番組を観ていても、内容は全然入ってこなかった。
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leechan(プロフ) - 美紀さん» お気遣いありがとうございます！なかなか更新ができませんが、待っていただけると嬉しいです！ (2021年8月16日 23時) (
レス) id: fb483bb703 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 最近暑いので熱中症にも気を付けてくださいね (2021年8月7日 12時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
leechan(プロフ) - 美紀さん» コメント、そして優しいお気遣いまでありがとうございます！楽しんでいただけると嬉しいです！ (2021年6月23日 4時) (レス) id: f3ec190222 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年6月22日 18時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
leechan - さやかさん» コメントありがとうございます！なんとか報われる方向に進められるように頑張ります！ (2021年6月10日 4時) (レス) id: f3ec190222 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：leechan | 作成日時：2021年4月27日 16時
