花咲く少女 【鬼舞辻無惨】

花が三十一輪 ページ32

『はい。会いたかったです・・・本当に・・・』

無「あぁ・・・だが、ここは危ない。会えたのは嬉しいが、その容姿で私のそばにいると鬼と勘違いされて殺されるかもしれない。そうでなくとも人質になーーー」

『なりませんよ。だって無惨さんが守ってくれるんでしょう？信じてますから・・・ね？』

無「！・・・生意気になったな」

『誰かさんのおかげでですよ？』

無「性格も容姿も見ない内に・・・随分変わったな」

『そう、ですね・・・私も無惨さんも、変わりましたね・・・無惨さんは、言ってた通り、両手足に口が何個も現れましたね。その白髪もカッコイイです。私は、・・・まぁ青い彼岸花により近づいた、ってとこですよ』



無「・・・A、その体はもうすぐ青い彼岸花となってしまうのではないか？青い彼岸花はもういい。だから・・・だから・・・生きてくれ・・・」

『な、何言ってるんですか！私だけ生きても意味ないです！こんな無惨がへとへとになるぐらい疲れてるのに、私だけ・・・寧ろ、私を早く食べてください。そしたらこの状況が変えられます。太陽を克服できて、全てが上手くいきます！』

善「太陽の、克服・・・？」

伊「そんなことされたら死なねぇじゃねぇか！あいつを逃がさねぇと！」


伊＆善「獣の呼吸、肆の型 切り細裂き！！・神速 霹靂一閃！」

無「チィッ！A下がってろ！」

『無惨さん！・・・もう、もうやめてください！私からこれ以上大切な人を奪わないで！あの人が唯一の希望なんです！









ーーー無惨さん。もう、いいですよ。どうせ私はもうすぐ死にます。体がもう限界なんです。人間に戻っても、私はどうせ死ぬんです。だから、お願いです！食べてください！どうせ死ぬなら、貴方の役に立って、貴方と一緒になって死にたいんです！』



無「・・・後悔、しないか？」


『はい。・・・お願い、します』



善「やめろおおおーーッ！」









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エンド三つに分けます！そろそろ完結なので、よろしくお願いします！

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