花咲く少女 【鬼舞辻無惨】

花が二十輪 ページ21

無「・・・おい、どこに行く気だ？」

葛生「ヒイイッ！み、見逃してくれ！もう惚れ薬の効果は切れたんだろ！？」

無「見逃してくれるとでも思ったのか？」

『・・・無惨さん』

無「どうした？まさか殺さないでほしいなんて言わないだろうな？こいつがした罪は何よりも重い。・・・あぁ、A自身が殺したいか？それなら勿論譲るが」

『・・・そうじゃなくて。









その、”無惨さんには”殺してほしくないんです。』

無「？・・・何故ですか？」

『好きな人が人を殺しているところなんて見たくないんです。無惨さんは鬼だから人殺しを何も思わないかもしれないけど・・・こんな奴のために無惨さんが殺人者になってほしくない。それに、早く帰って話したいことがあるんです。』


何となく、告白されるのかと感じ取った。


無「そうか。・・・ならこいつの始末は上弦に頼もう。鳴女」


ベベン！という音が夜の小道に鳴り響き、麗しき男女は消え去った。そして現れたのは・・・


黒「…貴様が…Aに惚れ薬を飲ませた…下衆か…」

童「うわぁマズそうだね！俺には絶対無理だ！猗窩座殿、いるかい？」

猗「こんなクズ、男だからって食わん。・・・こいつは食べれない程に惨めに、残酷に殺してやろう」

半「その通り・・・優しく殺すなんて、逆に無惨様に殺される・・・ヒイイィィ！怖ろしい怖ろしい！」

玉「私の美しい芸術に加えようとも思いましたが、そんなことしたら私の芸術の価値が下がってしまう！ヒョッ」

妓「俺の毒で残酷に殺してやるぜえええええええ」

堕「乙女の敵は許さないわ！」


葛生「ひ、ぎっゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！」




現れたのは、それはそれは残虐な七体の鬼。




葛生は、彼らにそれはそれは残酷に殺されたそうだ。




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無「・・・それでA。話というのは？」

『あぁ、そのことなんですけど・・・









私を、振ってください。









そして、私を食べてください。』

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