青い彼岸花？んなもん食った（（

味？まずかったよ。 ページ10

『でぐちとこだああああああああああああああああああああああ！！？』


バン、バン、バン！と襖を延々と開け続ける。けれど同じ景色が永遠に見えるだけだった。


『はやくにげなきゃいけなーのに・・・』


逃げるというのは私の苦肉の策だった。もしもこれで逃げ出せなければ、私は確実に死ぬ。


ならどうして情報を渡さなかったって？だって頭無惨なあの方のことだから、これしか情報がないと分かったら殺すか、鬼にするだろう。約束なんて守るはずないもの。・・・まぁ期待を裏切った私も酷いかも知れないけど。


『ぐうぅ、なきめののうりょくめんどー・・・』


そう漏らした途端。


ベベン。


聞き覚えがある琵琶の音が響きわたった。


『あ、』

無「・・・・・・」


うわ、めっちゃ笑顔！ビックリするぐらい笑顔だ！血管ビキビキ！怖い！怖すぎる！


『・・・』


ゆっくり、後さずりする。


無「無駄だ。この無限城にいる限り私から逃げられない。」


そんなこと私も知ってますよ・・・


どうする。ここで捕まったら鬼にされて情報を取られるばかりではなく、青い彼岸花まで取られちゃう。


どうする・・・


母「でも、絶対あの鬼に青い彼岸花を渡してはいけませんよ。絶対に」


・・・渡さないよ。どんなことをしても。


『すとっぷ！』

無「・・・なんだ」


懐から青い彼岸花を出す。


無「なんだその花は・・・、！？ま、まさか！」

『そのまさかですよ。これが”あおいひがんばな”です』

無「！早くそれをこちらに渡せ！」


目を輝かせながら近づいてくる無惨。・・・渡せ？









『・・・いやーだよ。このぱわはらわかめ！』



ニタリと笑い、


パクッ。


口の中に青い彼岸花を突っ込んだ。


無「！？な、何をしているっ！！早く吐き出せ！」


ごっくん。


無「！？！！！！」


無惨が声にならない叫びを発する。


どーだ。消化してしまえばもう奪えないだろう。


ぐらりと、視界が再び歪んだ。


『げばっ、ごっ。げぶっ、があああああっ！』


・・・そーいえば青い彼岸花って無惨を鬼化させたやつだったなぁ・・・


もしかして私も鬼になるのかなぁ？鬼殺隊に殺される運命しか見えねぇ・・・


とゆーか、私の気絶回数多くね？気絶するのも疲れた・・・





ぱたり。

今回はパワハラワカメサイドだぞっ！（（→←ばっともーにんぐ！

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