青い彼岸花？んなもん食った（（ ３

杏萌璃ちゃん、何か強くなってない？あれれ？（（ ページ44

ゴッ！！


勢い良い禰豆子の踵落としが、沼に沈んで潜伏していた三本角を襲うも逃げられる。


炭「禰豆子！！深追いするな！！こっちに戻れ！」


追おうとしていた禰豆子に声をかけ、それに従う中二本角が攻撃をしかけるが、それを軽く避け何事もなかったように駆け寄る。


炭「・・・・・・」


いいのか、任せても。和己さんを守ってくれれば二人で攻撃に専念できる・・・鱗滝さん・・・


どうしようか、と考え込んでいると、杏萌璃が何と自ら沼の中に入っていった。


炭「！？杏萌璃！」


慌ててのまれていった沼に近づくと自分の足も沈んでいった。


禰「！！」

炭「大丈夫だ禰豆子！俺は杏萌璃と下に行く！！二人を守ってくれ」


その言葉にピタリと足を止めた禰豆子を最後に、真っ暗な沼に沈んでいった。








ーーー恋の呼吸、参ノ型 恋猫しぐれ


炭「！！」


沼に入ってすぐ襲い掛かってきた斬撃に、動きにくい体でギリギリながら避ける。そして攻撃の根本に杏萌璃がいたことに気づき、今のは杏萌璃の攻撃がやったのだとやっと頭が認識した。


杏(炭治郎！？二本角が来たのかと思って攻撃しちゃった！ごめんなさい！でもどうしてここに・・・禰豆子ちゃんは？)

炭(禰豆子は上で和己さんを守っている。・・・この着物や持ち物は・・・)

杏(攫われた人達の持ち物よ。何の罪もない人たちを、こんなに殺して・・・)

炭(！！許せない・・・許せない！)


沼１「ククク・・・自らやって来るとはな。まさに飛んで火にいる夏の虫だな。この沼の中には殆ど空気もーーー」

炭(！！・・・




　




すごい怪我をしている！！！)


一本角と三本角。全身に深い切り傷を負っている。鬼といえど比べものにならないほど、重症だ。無傷でピンピンしている杏萌璃の方が寧ろ鬼なのかと疑ってしまう程に。


炭(痛くないのか！？鬼だからってあんな怪我・・・痛くないのか！笑っていられるなんて、どれだけ我慢して・・・ハッ！まさか長男だったのか・・・！？)


沼１「ーーーおい！さっきから聞いているのか！そしてその憐れむような眼は何だ愚か者め！」


話を聞いてないのを怒ったのか、グルグルと周りを回り始め、姿が見えないほど早く動いている。


杏(炭治郎、攻撃のために接近したところを斬るよ。私はこっちを向いているから、呼吸を合して同時に行くよ)

炭(あぁ！)


背中越しに感じる互いの存在に、信頼と安心を感じて刀を構える。







ピン





　
匂いが来た！！隙の糸！！









炭＆杏(全集中 水・恋の呼吸、陸ノ型 ねじれ渦・猫足恋風！！)

沼鬼の戦い全部書くの面倒くさ過ぎたんだ許して・・・→←トキエちゃんは無事におねんねしてるって。良かったね！

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