青い彼岸花？んなもん食った（（ ２

4日目〜宇随天元〜　　　１ ページ41

『ほぉおおお。ここが宇随邸・・・』


やって来ました宇随邸。いやぁ〜柱の家って大きいけど、これはまた別格に大きいなぁ・・・流石派手柱って感じか。まぁでも・・・


『派手派手言ってるくせに家は意外と地味なんだなぁ・・・』

宇「うっせえ！余計なお世話だっつうの！」バコン!


上から宇随さんが飛び出してきて、そのままグーで殴られる。痛い。てかどこから飛び出してきてるんだ、筋肉ゴリラめ。


『うわああああ痛い！突然木から飛び出してか弱い乙女を殴ります普通！？』

宇「はああ？どこにか弱い乙女がいるってんだ。俺達を一撃で撃退できる最強鬼さんの間違いだろ。」

『その鬼さんを驚かせようとわざわざ木の上にスタンバっていたくせによく言いますよ。宇随さんの考えなんか、全て透き通る世界でお見通しなんですよッ！というか、悪ふざけがすぎますよね。23歳のくせに恥ずかしくないんですか？』

宇「はぁ！？まだ23歳の間違いだろ！・・・てか、お前よく見てみれば結構大人びてんな。その馬鹿っぽい喋り方と笑い方のせいでガキっぽく見えたが・・・もしかして20いってる？」

『肉体は24歳！でも精神は27歳！』

宇「はあ！？精神年齢？どういうことだよ！！24か27なのかハッキリしろよ！？つーか年上なのかよ！！ハッ、見えねぇ〜〜〜！」


まぁ本当は5歳だし。


『チビで悪うございました！でも普通に考えて私が小さいんじゃなくて宇随さんがデカすぎるんですよ！私は190cmがいいんです！ピッタリキッチリ190がいいんです！8cmもオーバーするのはアウトです！』

宇「190cmならいいのか・・・って、どっちにしろデカいじゃねぇか。」

『190cmがいいんです。一番イイサイズです。一番抱きしめられて安心します。』

宇「何だお前、190cmの恋人でもいるのか〜？」

『違います。190cmのおじいちゃんがいるんです。』

宇「いやどんなジジイだよ。」









黒「くちゅん。…風邪、か…？」

猗(くちゅんて。え、クシャミの音可愛いすぎか。女かよ)

童「おやおや〜？どうしたんだい黒死牟殿！、まさか鬼なのに風邪をひいたのかい！？」

黒「…そうかもしれぬ…最近…Aの幻覚が見えたり…するからな…」

猗「えっ」

童「うわあ〜拗らせてるねぇ〜もういっそのこと会いに行ったらどうだい？」

黒「いや…師として…弟子の決意を…邪魔するわけにはいかぬ…」

童「むぅ〜頑固だなぁ。あッ！でも、祖父と孫は家族なんだから何時でも行ってもいいんじゃないかなぁ！」

黒「そうか…おじいちゃんとしてなら…いいのか…！？」

猗「いやダメだろ」

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