青い彼岸花？んなもん食った（（ ２

弟子入り・・・って言われても、同期ですよ？ ページ12

『人を食べたから。殺人を犯したから。ーーーそれだけで、どんな聖人も罪人なの。ーーー人の命は重い。だから、どんなに大切な人がいたとしても、殺人をしたのなら、鬼になったのなら、責任を取って、あの世で罪を償ってもらわないといけない。それで、罪を全て償ったら、いつかまた来世で幸せになってもらうの。・・・そのために、私は鬼を斬る。本当に皆が笑い合えるために。』


その人はそう言って、本当に優しく笑った。


その笑顔に、雷に打たれたような、いや、もっとそれ以上の衝撃を受ける。



杏(なんて、なんて、素敵なのおおおーーーッ！)



鬼を救うために、斬る。だなんて、カッコよすぎるわああ〜ッ！



『・・・話が長くなっちゃったね。じゃあ私は・・・』



杏「ーーーありがとうございますッ！！」


『え・・・？』

杏「私、覚悟が甘かったです。鬼を斬るということは、人だけではなく、鬼を救うことにもなるんですね！」

『ま、まぁ、あくまで私の考えだけどね・・・』

杏「それでもいいんです！私、スッキリしました！鬼殺隊として、私はどうすればいいか悩んでいたので！貴女のおかげで道が見えました！ーーー私は、杏萌璃です！この最終選別を生き抜いて、貴女の名前を聞きに行きます！そして弟子入りします！待っていてください！」

『あ〜うん。弟子入り・・・ね。私に弟子入りするぐらいの力を手に入れられたら、考えてあげる』

杏「！！本当ですかあ〜ッ！？やったあああああ〜ッ！」

『んじゃ、私はもう行くから。これから頑張ってね』

杏「はい！お元気でええ〜ッ！」


私、もう逃げないわ。


鬼殺隊の一員として、あの人の弟子候補として、頑張るんだから〜ッ！








『・・・・・・すごい子、だったなぁ』

有「いいの？あの子、杏萌璃だっけ？絶対弟子入りするまで追いかけてくる気がするんだけど・・・」

『・・・・・・まぁ、私達は同期になるから弟子入りとかは無理だと思うけどね・・・柱じゃないし、葵だから無理って断ろうかなぁ・・・』

有「あの子はきっと関係なしに追いかけてくる気がするけど・・・」

『フラグになるからやめて？？』

カ「まぁいいんじゃないの〜？Aは柱になれるぐらいの実力があるんだから、弟子の一人ぐらいは」

『余計なことはしたくないから・・・』



にしてもあの子、誰かに似てるような・・・？気のせいか

最終選別、終了！→←鬼を斬るということは

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