64period ページ19
和成と別れ、時間が経った。そしてようやく決勝戦が始まる。
日向「10分前だ、行くぞ！！」
『おーい、起きろー。』
黒子「火神君、時間です。」
あたしとテツは未だに寝ている大我に近寄り、そう声をかけた。あたしはしゃがんで頬をつんつんしながら。するとつんつんがウザかったのか三毛にシワがよる。
火神「ウザイわっ！」
『あ、起きた。』
黒子「行きましょう。」
テツのその言葉に大我はもう一度目を瞑り深呼吸をひとつ。
火神「…うっし、行くか！」
ーー
-ＮＯside-
「おぉぉ！両チーム出てきたぞ！！」
オレンジ色のジャージと白色のジャージを着た選手たちがコート上に見えるようになる。観客席には誠凛に惜しくも敗れた正邦の選手の姿も見えた。
大坪「正直ここまで誠凛が勝ち上がってくると予想していた者は少ないだろう。北の王者の敗退は番狂わせと言う他ない。」
秀徳のスタートは主将である大坪を含め､緑間､高尾､宮地､木村の5人。緑間達は円陣を組み、大坪の言葉に耳を傾ける。
大坪「だがそれだけの事だ。秀徳(ウチ)にとっては何も変わらん。」
「相手が虎であろうと兎であろうと獅子のすることは1つ。全力で叩き潰すのみだ！！いつも通り勝つのみ！」
「「おお！」」
その頃、誠凛は________
日向「いやー、疲れた。」
スタートは変わらず､火神､黒子､日向､伊月､水戸部の5人である。秀徳と同じように円陣を組み、日向の言葉に耳を傾けた。ただ1つ秀徳と違うのは少し空気が緩いことだ。それは勿論、良い意味で。
日向「今日はもう朝から憂鬱でさー、2試合連続だし王者だし。正邦とやってる時も倒してももう一試合あるとか考えるし。けど、」
疲れたような顔から一転、日向がニヤッと笑い、そこで空気がピリッと変わる。
日向「けどあと一試合、もう次だの温存だのまどろっこしい事はいんねー。気分スッキリ、やる事は1つだけだ！」
「ぶっ倒れるまで全部だしきれ！！！」
「「おう！！」」
『テツ！大我！』
火神「ん？…ｲｯﾃﾞｪ!!」
黒子「ｲﾀﾞｯ」
Aはいつものように大我達にパタパタと駆け寄り、思いっきり背中を叩いた。
火神「たっく、少し手加減はしてくれよ…。」
黒子「いつもこの強さですよね。何度やっても痛いです。」
『あはは、ごめん。それより…』
がんばれ
Aはニカッと笑った。2人はフッと笑い、
火神「おう。」
黒子「はい。」
そう、返した。
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優雨-ゆうあめ-(プロフ) - 腐腐腐さん» 腐腐腐さん！運命感じていただきありがとうございます！！(？)笑これからも頑張ります！！！ (2022年5月4日 18時) (
レス) id: 12d19b95d0 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐 - めっさ好きです！この作品に運命(？)を感じました笑続き楽しみに待ってます！ (2022年5月4日 18時) (レス) @page7 id: c7cac8184e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優雨-ゆうあめ- | 作成日時：2022年5月1日 14時
