キセキに愛された華２【黒子のバスケ】

5月4日 ページ11

少し修正*°゜




「「誕生日、おめでとう／ございます」」

『へ？』


突然の祝いの言葉にへ、と気が抜けた声が出た。なんで、だってAちゃん、電話で覚えてないみたいな感じだったし、テツくんなんて連絡もくれなかったのに…。なんでという思いが顔に出ていたのか、Aちゃんがあー、と頭に手を当てて気まずそうにこう言った。


A『えっと、デスね…あの時はさつきがすっごいワクワクしてるからちょっとだけ、ちょっとだけだよ？イタズラしようと思って…その、ごめんなさいっ！』(スライディング土下座)


ｽﾞｻﾞｧｧｱｱと音を鳴らしながらあたしの目の前で土下座するAちゃんにひゃあ！と変な声が出た。ちょ、顔上げてよ！と顔を上げさせようとしているとテツ君が桃井さんと私に話しかけてきた。


黒子「Aさんがこの花選んだんですよ。最近はこのことしか言ってませんでした。」

『やめてくれ！もうAちゃんのHPはゼロよ！』(必死)


泣きながら(嘘泣き)そう叫んでテツくんの口を塞ごうとしているAちゃんに思わず私は抱きついた。


『バカっ！しょーがないからこの花で許してあげる！』


そういうと私の耳元からふふっと笑い声がしてAちゃんが私の背中に手を回した。

A「おめでとう、さつき」

『うん！ありがとう！』








ᎻᎯᎵᎵᎩ ᏴᎥᏒᎢᎻᎠᎪᎩ ＳＡＴＳＵＫＩ





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昨日だけど、少し遅れちゃったけど、誕生日おめでとうございますさつきちゃん！！！


❊コソコソ話❊

ガーベラ1本の花言葉は"希望"、"前向き"、"常に前進"

Aちゃんが花屋の店員に聞いて、さつきにピッタリだと思って買ったらしいですよ。

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