14period ページ16
相田「次は〜?早くしないと先生来ちゃうよ?」
あ、テツ拡声器持ってる。
黒子「すみません。僕声張るの苦手なので、これ使っていいですか?」
相田「い、いいケド。」
スゥッとテツが息を吸って叫ぼうとした時、ダンッと扉が開き、先生が登場。あたしたちは怒られ、結局テツは言えず終いで終わった。
ーー
火神「ちょっと大声出したくらいであんな怒るかよ。なぁ?」
『まぁでも朝礼前に屋上で大声出して宣言ってのもおかしいけどね。』
黒子「未遂だったのに僕まで怒られました…。」
火神「うおっ!またかよ…。」
あたしとテツはまたマジパに来ていた。一息ついた時にあたしの前に大我がドカッと座った。え、何故ここ来たの。他席あったよね?んでまたテツにビビるんだ。…そろそろ慣れようよ。
その後、テツが入部できなかったらどうしようと悩む必要のない悩みや、他にもいろいろ話していると、
火神「一つ気になってたんだけどよ、お前も、橙城も、幻の6人目とか夕景の華とか言われてんだろ?なんでほかの5人みたいに名の知れた強豪に行かねーんだ?」
と聞いてきた。あたし達は淡々とそれに応えた。
『あたし達の学校は勝つことが全てだったの。』
その為にはチームワークではなくて、個々の能力を行使するだけのバスケ。それが最強だった。けど…
黒子「そこにチームはなかった。ほかの5人は肯定していたけれど、僕達にはなにか大切なものが欠落しているように感じていたんです。」
『あたし達は変えようとした。けど、2人だけじゃ無理だった。』
最後には必要ないなんて言われて、何が理由であたしに夕景の華なんてついたのかもわかんないや。
火神「で、なんだよ。そうじゃないお前のバスケでキセキの世代倒しでもすんのか?」
黒子「そう思ってたんですけど…」
火神「まじか。」
思ってたんでしょ?今は、違うんだよね、テツ。
黒子「それよりこの学校で僕は君と先輩の言葉に痺れた。今僕がバスケをする一番の理由は君とAさんと、このチームを日本一にしたいからです。」
そこに、あたしも入ってるんだ。入っていいんだ。…少し、嬉しい。
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優雨-ゆうあめ-(プロフ) - ykさん» レスと言う文字に今さら気づきましたっ!普通にコメで返してました。遅くなってすみません汗コメントありがとうございます!明るい性格にしたかったのでそう見えててよかったです。これからもよろしくおねがいします! (2022年5月6日 9時) (レス) id: 42f874bee7 (このIDを非表示/違反報告)
yk(プロフ) - 主人公の明るい性格がとても好きです! (2022年4月25日 2時) (レス) @page37 id: 9724ee37b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優雨-ゆうあめ- | 作成日時:2022年3月17日 22時