検索窓
今日:3 hit、昨日:40 hit、合計:127,969 hit

85☆* ページ37

.




あたしが強制的に始めたバレーのレシーブ対決。嫌がっていた3人はいつの間にか本気になり、楽しくなり、そして気がつけば……




『かーらーすー、なぜ鳴くのー?カラスの勝手でしょーってかー?』

"カァー、カァー、カァー"

『……。』





夕方☆(死んだ目)


まさかこんなにバレーが効果覿面だとは思わなんだ。13時だった時計も、いつの間にか18時。何時間バレーしてんだって話だよ。オーバーワークだぞオーバーワーク。そして君たちあたしに何回ドリンク注がせに行かす気かよ。ふざけんなこちとら今日貴重なオフだったんだぞ。(憤怒)


そりゃあ仲良くなれて良かったですとも。うん。良かったと思うよ??やっぱりバレーをすればみんな友達バレー好きに悪いやつはいないね。うん。


…………家に帰っていい?(インドア派)




『そろそろ帰ろうぜ皆の衆ー。』
「まだ!!あ、あと、10本返さねぇと俺が負ける!!」
「ハン!もうヘロヘロやんけ!」
「それはお前らもだろ!!」

『ヘロヘロなら帰ろうってばね…。』





ぼっちにはこの時間が1番辛いんです。分かります?この一人でなにもできない手持ち無沙汰なこの時間。


楽しそうにボールをあげる夕を、スパイクを打ったりボールを上げたりする侑と治を眺める。何がそこまで君たちのまるで純粋無垢の子供のようにキラキラと輝かせるのか。バレーってすげぇなぁと、1つ好きで好きで仕方が無いものがあるのはすげぇなぁと、再び思った。


推し、輝いてんなぁ。(結局そこ)





「またやろうぜ!」
「おん。」
「次やる時はもっと上手なってしもてサーブ1本も取れへんかもな。」
「俺もその分上手くなる!」



結局帰れたのは19時だった。もう暗いからボールが見えないということで夕の負けで対決は終了した。初め会った時と比べてだいぶ仲良くなった3人は、楽しそうに話をするまでの仲になっていた。


夕が家に帰って、あたしの後ろを従順な犬のように着いてきているのは双子。




『君たちは今日どうするわけ?』
「ん?どうって…なぁ?」
「泊まるやろ。」



庵ん家に。とあたしの家を指さしながらさも当然かのように言う双子にため息が出る。



『そもそも2人が来ることマミーたち知らないんだけど。』
「は?いや知っとるで。」
『は?』

「知らんかったんは庵だけ。俺らはオトンに庵のお父さんに連絡入れてもろうてるわ。」




せやから安心しぃ。とニヤリと笑う双子に、ドアを開ければ「おかえり庵、侑くん、治くん」といい出迎えてくれたマミーとパピーの姿に思わず苦笑いをした。

86☆*→←84☆*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (233 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
529人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 転生 , 逆ハー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

優雨-ゆうあめ-(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます!皆さんに楽しんでいただけるよう製作中なので少々待っていてください! (2023年3月14日 6時) (レス) id: d60abc6b35 (このIDを非表示/違反報告)
- とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年3月14日 6時) (レス) id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
優雨-ゆうあめ-(プロフ) - mooさん» コメントありがとうございます!!パート1でもコメントしてくださって...本当に感謝しかないですッ!!! (2023年2月9日 12時) (レス) id: 79e0660dd9 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - ハイキューの世界観に夢主ちゃんがハマり過ぎて面白いです! (2023年2月9日 11時) (レス) @page42 id: 8c70df45d4 (このIDを非表示/違反報告)
優雨-ゆうあめ-(プロフ) - 奥山乃愛さん» コメントあざまぁぁっす!! (2023年1月23日 19時) (レス) id: 12d19b95d0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:優雨-ゆうあめ- | 作成日時:2022年10月29日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。