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推しへの愛をバカにされたあたしは先程(勝手に)見つけたゲームをテレビに繋げ、コントローラーを2つ出し、さぁこれからゲームでボコボコにすっかと思い鉄君のいる方へと振り向けば何故かエナメルバッグを首にかけている鉄君がいた。
『え、なんで部活行く格好なの？』
「え？だって俺これから部活だし。」
『…はぁぁぁああ？！』(クソデカボイス)
「うるさっ」
うそうそうそうそでしょ？！と鉄君に言い寄るものの、「嘘じゃねぇしなんなら明日も部活」ともっと悲しい現実を突きつけられた。嘘だろマイケルせっかく東京に我が最愛(笑)の従兄弟とマブダチ(笑)に会いに来たというのに2人とも部活なんて…！
『ぼっちは寂しすぎるでやんすよ…。』(絶望)
「お前はどの時代の人だ。」
ちぇ、と不満を隠すことなく顔に出して、あたしは妙に明るいゲーム音の流れるテレビに目を向けた。はーぁ、じゃあせっかく東京来たのにあたしは1人か。いや別にいいんだけど。推しの大好きなバレーの時間をとるつもりは無いし練習して強くなろうとすることはいいことだし何より推しの邪魔をしようなんぞ言語道断許せない。
『行ってらっしゃい…バレー楽しんできてね…。あたしはここでゲームして待ってっから…。』
「あー…じゃあ、一緒に行くか？部活。」
『え？』
鉄君から投げられた、突然の嬉しすぎるお誘いに思わずあたしは聞き返した。視線の先には後頭部に手をやり視線を泳がす鉄君。いや、だってさ、迷惑じゃない？普通。突如現る他人しかも東京に住んでないし音駒に入る気もない奴なんてさ、すげー迷惑じゃない？？え？突然謙虚になって気持ち悪い？あれあたし一応社交辞令やらなんやらは兼ね備えてるつもりなんだけど。(憤慨)
「今日は流石に無理だけど明日来てもいいか監督に聞いてみるから、見に来いよ。」
『え、ガチでいいの？』
「まだわかんねーけどな。まぁ、大丈夫だろ。」
にやり、鉄君は笑った。
『ｽｩｰｯｯ、イカセテイタダキマス…。(天仰ぎ)』
「よし、じゃあいってくっから、部屋あさってもいいけど何も出てこねーからなー」
いってきまーす、という鉄君の声とともに閉られたドアを確認して、あたしは一つ大きな溜息を零し、
『心臓に悪いてぇ…。』
心臓あたりをギュッと掴んだ。
いや、尊すぎるんだが。ちょっとまってほしい。何さっきの笑顔。あれじゃん。ぼっくん止めたときのにやり顔じゃん。フライングすぎるてぇ…。(尊死)
その後あたしは、研磨君が帰ってくるまで尊さの余韻に浸った。
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優雨-ゆうあめ-(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます！皆さんに楽しんでいただけるよう製作中なので少々待っていてください！ (2023年3月14日 6時) (
レス) id: d60abc6b35 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年3月14日 6時) (レス) id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
優雨-ゆうあめ-(プロフ) - mooさん» コメントありがとうございます！！パート１でもコメントしてくださって...本当に感謝しかないですｯ！！！ (2023年2月9日 12時) (レス) id: 79e0660dd9 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - ハイキューの世界観に夢主ちゃんがハマり過ぎて面白いです！ (2023年2月9日 11時) (レス) @page42 id: 8c70df45d4 (このIDを非表示/違反報告)
優雨-ゆうあめ-(プロフ) - 奥山乃愛さん» コメントあざまぁぁっす！！ (2023年1月23日 19時) (レス) id: 12d19b95d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優雨-ゆうあめ- | 作成日時：2022年10月29日 18時
