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『てーつろーくーん!』
「はぁーいー!」
『んー、ぜんっぜん可愛くない。』
「庵のバカ!もう知らない!」
『うんまじで可愛くない。』
まじな顔で言うなよ…と目の前で不満そうな顔をするのは鉄君こと黒尾鉄朗。あたしは久しぶりに東京を訪れていた。
『まぁそんな茶番は置いといて、卒業アンド入学おめでとー』
「はいはいありがとうございますよ。」
今回こちらに来たのは研磨君に会いたかったのはもちろんのこと、ついでに鉄君の卒業と入学を祝うため。先程研磨君の家に向かったけど、研磨君は今日は午前練だったらしく、午後には帰ってくるからと言われたあたしは速攻鉄君の家へ。
鉄君はもうほとんど原作の形に近づいていて、もうすぐ原作が始まるんだなと改めて感じた。…どうしてあたしの身長は伸びないのあたしの身長ガチいずこ。(154cm)
『くっっそ、ちょっと身長分けろや。』
「はっはー、負け惜しみですかー?」
『この厨二病ヤローが。』
「…最近それ部員の奴にも言われたんだけどほんとにそう見える?」
『案外気にしてんだね。』
「気にするだろ。」
やっぱこの髪がダメ?でもこれ寝癖なんだよ?仕方なくない?なんて本気で悩み始めた鉄君を放ってあたしは鉄君の部屋を漁る。あ、ゲームみっけー。
『そういえば部活、バレー部入ったんでしょ?どうなの?楽しい?』
音駒高校に入ってるということは、もう既にやっくんとか海きゅんとかとあってるわけで、つまりは鉄君とやっくんの喧嘩するほど仲がいい関係が始まっているということで、気になって気になって仕方がない。会えるとするならば会いたいところではある。(正直)
「楽しいのは楽しいんだがねー、先輩いびりがすげぇ。」
『あー…それはまぁ、とりあえずやるだけやっとけば?どうせあと2年なんだし。鉄君の代になったらそれも変えるんでしょ?』
「よく分かってんじゃん俺の事。もしかして好きなの?」
『好きだけど?』
「っ!……たっくすんなりそういうこと言いやがって。」
このやろっという声と同時に伸ばされた手はあたしの頭を軽々と覆い、秒でぐしゃぐしゃにされた。何がすんなり言いやがってだ。推しに愛を伝えることをそんな軽々しく言わないでもらいたい。こちとら毎日愛を伝えても足りねぇんだわ。いっその事毎朝ラブコール送ったろか?(迷惑)
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優雨-ゆうあめ-(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます!皆さんに楽しんでいただけるよう製作中なので少々待っていてください! (2023年3月14日 6時) (レス) id: d60abc6b35 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年3月14日 6時) (レス) id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
優雨-ゆうあめ-(プロフ) - mooさん» コメントありがとうございます!!パート1でもコメントしてくださって...本当に感謝しかないですッ!!! (2023年2月9日 12時) (レス) id: 79e0660dd9 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - ハイキューの世界観に夢主ちゃんがハマり過ぎて面白いです! (2023年2月9日 11時) (レス) @page42 id: 8c70df45d4 (このIDを非表示/違反報告)
優雨-ゆうあめ-(プロフ) - 奥山乃愛さん» コメントあざまぁぁっす!! (2023年1月23日 19時) (レス) id: 12d19b95d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優雨-ゆうあめ- | 作成日時:2022年10月29日 18時