6 ( side Nishijima. ) ページ8
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宇野の言葉をあわてながら遮る、
来たくないってことなんだろうか。
何か理由でもあんのかな、とそんなこと思ってたけど、その時は気にしなくて、
「都合がなかなか合わなくて、仕事とかで、…だから、実彩子のライブも見たいけど」
宇「だから、横浜都合あったらきてよー、ね？」
「うん、行けたら行くから、明日連絡するから、それでいいでしょ？」
宇野がなんだか嬉しそうで、
そんな宇野を見てる理央も心なしか嬉しそう。
西「俺もきて欲しいなぁ」
「え、あ…、頑張って調整しますんで、」
宇「ちょっと、…やめてよ。にっしー」
西「なんだよ。」
宇「A口説かないでよ？」
西「そんなことしてないじゃん、なんだよー」
そんなこと思ってない。
そんなこと言いながら、自分の中でも
気になり始めてる気持ちは隠せてない。
自分でも、驚くくらい、
彼女が気になってる。
宇「A彼氏いるからダメだよ！」
「ちょ、…実彩子やめてって」
西「あ、そうなんだ？ざんねーん。」
宇「…でも、」
彼氏いるんだ、と言われれば少し残念になりながらも、なんだか宇野が珍しく口ごもる。
理央が、どうかしたの？と言えば、
宇野はAちゃんを見て、困ったように笑う。
宇「私はあんまりよく思ってないんだけどね、その彼氏。」
「実彩子ー、もういいって。」
西「なに、なんかあんの？」
「いや、別に…大したことじゃないんで、」
宇「…お金、取られてんの。」
「実彩子！もうー、違うの違うの！」
お金取られてる？どう言うこと。
困ってたらほっておかないタイプの宇野だから、
どうにかしたいんだろうな、というのはわかるけど、
当の本人はやめてほしい、と言ってる。
宇「いいよ、別に言っても向こうには言わないんだから、たまには話しなよ、」
「…、でも」
ちらっと俺と理央を見る目は、
凄く揺らいでて、
きっと初対面の人に話すのは、と思ってるんだろう。
西「いいよ、聞くよ？」
「…、ちょっとお金にルーズで、去年仕事やめてから、度々お金渡してて、…もう四年付き合ってるんですけど、なかなか、働いてくれなくて、」
宇「ほぼAんちに住み込んでんのよ、…早く別れなよって言ってるんだけどさ、」
「なんていうか、情が湧いちゃってて」
ダメですよね、こんなの。
という彼女は、少し泣きそうで。
ただ、本当に別れたいんだろうか。
そんな事、俺には分からなかった。
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rio(プロフ) - あゆにし♪さん» コメントありがとうございます。長編の女の子のことでしょうか？千晃さんとは別の方です、申し訳ございませんが、こちらは別の長編の複線ですのでそちらに出てくる主人公も出てきます。その方のお名前の設定もしていただけるとわかりやすいと思います。 (2018年1月17日 15時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
くま - 丁寧な返信ありがとうございます！受験が迫っていてこの小説読むと元気になれます(^o^)/勉強の合間にまた読むの楽しみにしてます (2018年1月12日 23時) (レス) id: 6dbd28e3f1 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - くまさん» コメントありがとうございます！続き、本日も更新予定です＊ぜひ今後ともよろしくお願いします！また覗きに来てやってくださいね！ (2018年1月12日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
くま - めっちゃ続き気になるー(*^^*)頑張って下さい！ (2018年1月12日 18時) (レス) id: 6dbd28e3f1 (このIDを非表示/違反報告)
じゅり(プロフ) - 間違いました!!このコメントは消してもらって結構です！これからも頑張ってくださぁい！ (2018年1月4日 2時) (レス) id: 54dbba8f6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2017年12月18日 23時
