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秀太さんと連絡先を交換して、
2人はタクシーを止めてくれていた、
帰りの方向が千晃さんと同じ方向だからと
一緒に乗らせてもらうと、
千晃さんがタクシーの運転手さんに聞こえないくらいの声で声をかけて来た、
千「秀ちゃんがあんなこというの、珍しいんだよ」
「え、そうなんですか？」
千「うん、あんまり言わないというか、なんだろ、…言葉にすること苦手っぽいから」
「…そうなんだ、」
千「秀ちゃん話しやすかった？」
「あ、はい、…なんか思ってた人と違いました」
あはは、さっきも言ってたもんね。と千晃さんが笑う。
秀太さんは思ってた以上に聞き上手で、
人の話をうまく聞き出してくれる人だった、
優しいんだな、ともわかったし
なにより理央さんが好きで、
メンバーの方が好きなんだなとわかって、
「秀太さん、素敵な人ですね」
千「そうなの、まぁちょーっと曲げられなくて強く当たることもあるけど、」
「ふは、いいことですけどね」
千「みんなと、仲良くしてあげてね？」
「千晃さんとも、」
千「もちろん！てか、さん付けやめてよ、せめてちゃんがいいなぁ」
「千晃ちゃん？」
千「うんうん、それがいい！」
笑った顔は本当に可愛くて、
女の私からしても、これは惚れそうだなと思いながら家路についた。
＊ ＊ ＊
部屋の明かりがついてることがわかって、
ドアを開ける手を止める、
思い切って中に入ると、
やっぱり思ってた人がいて、私の顔を見ると少しだけ顔をしかめた
『どこ行ってたの』
「友達とごはんだよ、…どうしたの」
『なんで連絡返さないんだよ』
ドアを閉めて中にいる、
自分でも驚くくらい気持ちが冷めてる。
そう思えるようになったのは、
きっとみんなに会えたからだ、
「…もう、お金は渡せない、」
『は？』
「今までの返してほしいとは言わないから、…もう関わらないで、」
『…別れろってこと？』
その言葉に静かに頷くと、
玄関のドアに強く押しつけられる、
当たる背中が痛くて、
思わず目頭が熱くなる、
『絶対別れない』
「もういい、何言っても変わらないから。…もう来ないで、鍵返して。」
『A！』
「っ、…もうお願い、来ないで」
途端になる彼の携帯、
その画面を覗いた彼は、ため息ついてから
今日は帰る、とそれだけ言って部屋を出て行った、
閉められたドアに寄りかかったまま座り込む、
思い浮かんだ顔は、彼でもなく、
西島くんだった。
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rio(プロフ) - あゆにし♪さん» コメントありがとうございます。長編の女の子のことでしょうか？千晃さんとは別の方です、申し訳ございませんが、こちらは別の長編の複線ですのでそちらに出てくる主人公も出てきます。その方のお名前の設定もしていただけるとわかりやすいと思います。 (2018年1月17日 15時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
くま - 丁寧な返信ありがとうございます！受験が迫っていてこの小説読むと元気になれます(^o^)/勉強の合間にまた読むの楽しみにしてます (2018年1月12日 23時) (レス) id: 6dbd28e3f1 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - くまさん» コメントありがとうございます！続き、本日も更新予定です＊ぜひ今後ともよろしくお願いします！また覗きに来てやってくださいね！ (2018年1月12日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
くま - めっちゃ続き気になるー(*^^*)頑張って下さい！ (2018年1月12日 18時) (レス) id: 6dbd28e3f1 (このIDを非表示/違反報告)
じゅり(プロフ) - 間違いました!!このコメントは消してもらって結構です！これからも頑張ってくださぁい！ (2018年1月4日 2時) (レス) id: 54dbba8f6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2017年12月18日 23時
