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それからというものの、
実彩子はツアーと、あとイベントに忙しくしてて
連絡もさほど取れなくて、
でも、気を遣ってくれてるのか、何かあると連絡をくれて、
私が一番気にしてるであろう、
メンバーの写真も送ってくれるようになった。
( さすがに行くのに知らないってなるとまずいよな、)
今日は誰と撮影だったよー！とか、
誰々からAのこと聞かれたよー、とか
実彩子は本当に気のつかえる子だよなぁ、と
改めて思った。
実彩子とメンバーが写った写真を見ながら
私も思わず笑みがこぼれる。
あれから、一応人は覚えられるくらいにはなった。
あとは、曲も聞くようになって、
当日まで歌う曲は教えませーん、なんて
調べればわかるけど、
でも、実彩子がそういうならと
当日までたのしみにしておくことにした。
misakoにっしーと今日会ったんだけど!
名前に少しどきっとする。
西島くんとの連絡はあれからたまにする、
ただ、特に意味もない連絡というか
元々マメではないとは実彩子から聞いてたけど、
思った以上に連絡は返ってくるから
そうでもないじゃん、なんて思って、
「…ただ、まだ話は進んでないんだよなぁ」
彼氏との話は進んでいない。
というより、ここ数週間私は直接彼に会ってない。
私が仕事してる最中に私の家に来ては、
ご飯食べたり、服を取りに来たり、
それと、
時々入る、お金の話。
あんなに進もう、なんて思ったのに
あれから数回もお金を渡してる。
『A以外頼れるやついないんだよ』
そう言われると、どうしてもだめで。
家の机にお金を置いてってしまう。
「…、そろそろちゃんと言わないと。」
はぁ、と自然にため息が出る。
会社の休憩室で、覚めてしまったコーヒーを片手に
西島くんの言葉を思い出しては、
頑張ろう、と小さく頷く。
立ち上がった瞬間、
携帯が震えて、思わぬ相手からの電話。
慌てて名前を隠して通話ボタンを押す。
「もしもし、」
西『あ、でた。』
「どうしたんですか、…私まだ会社なんですけど、」
西『いや、別に？なんとなく』
キョロキョロと辺りを見渡して、再び休憩室のソファに座る。
この会社には生粋のあなたのファンがいるんですよ、
そんな人たちにバレたら私はここに入れ…
なくなるわけじゃないけど、
めんどくさいことになるから、と
そんなこと思っても言葉には出せない。
→
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rio(プロフ) - あゆにし♪さん» コメントありがとうございます。長編の女の子のことでしょうか？千晃さんとは別の方です、申し訳ございませんが、こちらは別の長編の複線ですのでそちらに出てくる主人公も出てきます。その方のお名前の設定もしていただけるとわかりやすいと思います。 (2018年1月17日 15時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
くま - 丁寧な返信ありがとうございます！受験が迫っていてこの小説読むと元気になれます(^o^)/勉強の合間にまた読むの楽しみにしてます (2018年1月12日 23時) (レス) id: 6dbd28e3f1 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - くまさん» コメントありがとうございます！続き、本日も更新予定です＊ぜひ今後ともよろしくお願いします！また覗きに来てやってくださいね！ (2018年1月12日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
くま - めっちゃ続き気になるー(*^^*)頑張って下さい！ (2018年1月12日 18時) (レス) id: 6dbd28e3f1 (このIDを非表示/違反報告)
じゅり(プロフ) - 間違いました!!このコメントは消してもらって結構です！これからも頑張ってくださぁい！ (2018年1月4日 2時) (レス) id: 54dbba8f6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2017年12月18日 23時
